ブログトップ
東京国際映画祭「伝説の男」を観ましたよ
a0012356_1625866.jpg
東京国際映画祭の特集~アジアの風 生誕70年記念~ブルース・リーから未来へ~で「伝説の男」を観ましたよ。

この特集で「ギャランツ」も「イップ・マン」もチケットが取れなかった中、余裕で取れてしまったのがこの映画。ベトナム産のドラゴン映画という情報しかなかったけど何か不思議な魅力を持つ映画でした。

ベトナム戦争時の枯れ葉剤の影響で身体に障害を持って産まれてきた少年が武術の達人である母の愛情に支えられながら成長し、まだ見ぬ父に会いに旅に出る・・・その父の名はブルース・リー!

というお話で、旅先で出会った少女を救うために人身売買組織と戦うというのが中心になるわけですが、全体を通して訴えかけられるのが「お母さんを大事にしよう!」というメッセージなのだから意外すぎる!

何でも当初は母と子の絆を中心に描いたものだったらしく、監督の要望で徐々にカンフーシーン(厳密にはベトナムの伝統格闘技ビンディン)が増えていったとの事。そのためチンピラと戦いながらも、時おりお母さんの愛情たっぷりな回想シーンが混入されるという不思議な構成になっています。

ではそれがトンデモな作品になっているかと言うと、これがなかなか誠実な作りになっているので侮れない。障害で左腕に麻痺が残った状態でのカンフーアクションも目新しく、母との回想シーンも(一部、文法的に反則はあるものの)丁寧に撮られていて、エンディングではそれら全てがいい着地の仕方をしてくれるのでホッとしました。

上映終了後には主役を演じたダスティン・チー・グエンさんとの質疑応答があり、自身はこれまでアメリカで活動し、リーバイスのCMでブルース・リーを演じた事や、日本であまり目にする事のないベトナム映画界の現状について興味深い話を聞かせてくれましたが、MCを勤めた映画祭関係者の"ハンディキャップ・ドラゴン"という紹介に苦笑いしてたことは秘密だ!
[PR]
by erenoa70 | 2010-10-27 16:21 | Movie