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東京フィルメックス「冷たい熱帯魚」を観ましたよ
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東京フィルメックスで「冷たい熱帯魚」を観ましたよ(来年の1月29日に劇場公開なのであまり内容には触れないようにします)。

埼玉愛犬家連続殺人事件をベースに、実際に日本で起こったいくつかの猟奇事件をモチーフにしたサスペンスホラーなんだけど、笑ってしまうくらい怖くて面白かった。

実録犯罪ものといえば近年は韓国映画に傑作が多くて、それを目にする度に「なんで日本でこういう映画が撮れないのか、日本だって酷い猟奇事件はたくさんあるのに!」と変なコンプレックスを抱いてましたが、それを一気に吹き飛ばしてくれる傑作だと思います。

関心させられたのは、怪物的な人物を中心に置いて(でんでんの芝居最高)、容赦ない描写で観客もろとも醜悪な世界に引きずり込みながらも、エンタテイメントは崩さないという絶妙なバランス感覚。

今年は「十三人の刺客」もそうした娯楽映画への欲求を満たしてくれる一本だったけど、まだ"往年の時代劇のリメイク"という免罪符があったので、そうした後ろ盾もない中でこれをやってのけたのはホントに凄いと思うし、日本映画も本気を出せばまだまだイケる!と思わせてくれたのは大きい。

まあこういう題材だから、そう簡単に他所の家の坊ちゃんにオススメ出来ないわけですが、すげー面白いから観た方がいいよ!

あと舞台挨拶では女優の黒沢あすかさん(塚本晋也「六月の蛇」のひと)がやたらハイテンションで「監督が子供みたいで可愛かったの!」とキャアキャア言ってたのが印象に残ってるけど、見終わってからそれを思い返すと役柄の怖さが倍増しました。
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by erenoa70 | 2010-12-02 07:08 | Movie