2011年 01月 27日
「ソーシャル・ネットワーク」を観ましたよ
インターネッツで成功した"史上最年少の億万長者"の秘話というよりは、ギークやジョックスたちを巡る学園ものの青春映画・・・かと思いきや、それが普遍的な不安や孤独をえぐり出すような展開になるのでビックリ驚いた。 物語の中心に若者たち以外のいわゆる"大人"がほとんど絡んでこないので、実話を元にしているはずなのにどこか現実離れをしていて寓話的にも思える所が面白い。こっちはそれがバブル的な狂騒だと知っているから余計にそう思える。 全編が圧倒的な会話の質量で構成され、多面的に描かれてるので観る人によって印象が違うと思うけど、個人的にはいくつかのパーティの場面がグッときた。 成功する前も、成功した後も、決して楽しいパーティの輪に入れない主人公。それを軽蔑し拒絶しているようにも見えるし、羨ましそうに指をくわえてるようにも見える。多くの人と繋がりを持って充実した生活をおくるためのSNSを開発しながら、自身はその輪に入れず大事な繋がりを失っていく姿は皮肉すぎて泣けてくる。 関係ないけど、自分や友達が酒飲んでワー!と騒ぐのは大好きなのに、他のグループが騒げば騒ぐほど気持ちが冷めていくのはこの俺です。
by erenoa70
| 2011-01-27 14:44
| Movie
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