2011年 03月 31日
「ザ・ファイター」を観ましたよ
実在するボクサー、ミッキー・ウォードとその家族のお話。俳優たちの熱演が物語を引っ張っていき、知らない内にガンガンぶつかり合う家族の姿に引き込まれて気持ちをかき乱されるという傑作でした。 家族というやつは多かれ少なかれやっかいなものだけど、この家族のそれは半端ない。かつてボクサーだった兄は今やドラッグに溺れて足を引っ張りまくるし、マネージャーを勤める母親は独占欲の強い銭ゲバで、姉妹たち(6、7人もいる!)は仕事もせずに家でダラダラしてるという、絶対に買い占めとかやってるタイプ。 とまあ揃いも揃ってクズばかりなわけですが、それでも"家族の絆"は簡単に捨て去ることは出来ないし、どうにか堪えながら日々の営みを続けていくしかないのだから生きていくのは辛すぎる。しかし彼らが誰一人として戦うことを止めようとしないのは生き物としてタフな証拠でもあるし、どんなに最低でも戦う自由だけはあるというメッセージにはやはりジュンとさせられました。 ダメ兄貴を演じるクリスチャン・ベールはさすがの怪演だけど、気の強い主人公の彼女を演じたエイミー・アダムス(ディズニー映画「魔法にかけられて」のお姫さま)のほどよいビッチぶりは素晴らしい。特に姉妹たちと大げんかする場面はマジ楽しかった。
by erenoa70
| 2011-03-31 15:16
| Movie
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