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PIZZICATO ONE「11のとても悲しい歌」を聴きましたよ
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小西康陽の初ソロ・アルバム、PIZZICATO ONE「11のとても悲しい歌」を聴きましたよ。

PZZICATO FIVEからONEってそれだけでもう悲しくなるわけですが、全編英語のカヴァー曲でまとめられたアルバムながらどこを取っても小西さんの作品になっていて素晴らしい出来映え。CDと一緒にMUSIC MAGAZINEのインタビューも読んだけど、創作意欲と同列に「消費者の財布の紐をいかに緩めるか?」という命題を自分に課しているあたりが相変わらずでホッとする。

どの曲も聴きどころ多いけど、ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(!)がボーカルを勤める「もしもあの世に行けたら(SUICIDE IS PAINLESS)」は特にお気に入り。

これはロバート・アルトマン監督の傑作「M*A*S*H」の冒頭で流れる、
自殺は苦痛ではない 気分を変えるだけ やるかやらないは自分しだい
というパンチの効いた名曲ですが、この皮肉で後ろ向きな歌詞をロジャニコがイイ声で唄い上げるんだからたまらない。

思えば"悲しい歌を明るく唄う"というロジックはPIZZICATO FIVEでも(特に後期)さんざ使われていたけど、やはりこの振り幅はクセになる。

そういえば10年くらい前のクリスマス、渋谷109の交差点でハイヤーの後部座席に乗った小西さんを見かけた事がある。騒々しく華やかな渋谷の街を完全な無表情でジッと見つめていたのがすげー印象的でした。
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by erenoa70 | 2011-05-30 10:04 | Music