2011年 06月 04日
「ドリーム・ホーム」を観ましたよ
香港の高級マンションで発生した連続殺人の凶悪犯はごく普通のOLさんでしたーという捻りの利いたスプラッター映画。その一風変わった犯行動機や、ワン・アンド・オンリーな殺し方がスゴく面白かった。 マンションでの惨劇と彼女の回想シーンが入り交じって描かれるわけですが、貧乏な生い立ちや不動産事情など振り返らなくても、昼も夜も働いて、妻子ある男と身体だけの付き合いを続けるという現在のやるせない生活ぶりだけで十分な気もしました。 でもメインになる惨劇は、彼女の計画性の緩さやハプニングもあっててグイグイ魅せてくれる。評判になってるグロ描写はとても良い子にはオススメ出来ないレベルに仕上がっていて、苦しんで死んでいく人の顔面を延々と撮ったり、ほぼ全てにギャグ要素が含まれてたりして監督の人となりが伺えます。 アジア映画だから当然なのかも知れないけどスタンダードな欧米のスラッシャーものより近年の日本映画、井口昇や三池崇史の影響が大きく感じられる。 主演はその三池崇史「DEAD OR ALIVE FINAL」にも出演していたジョシー・ホー。その個性的な顔立ちや佇まいがすごく気になってしまうけど、「惜しいなーちょっと磨けばもっと美人な感じになるのになー」と上から目線で思わせるあたり、不遇な主人公にはピッタリな気がします。
by erenoa70
| 2011-06-04 15:37
| Movie
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