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夏色飯店
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暑い中で腹も減り、「もう歩き回りたくないな・・・」と路地裏で見つけた古めかしい中華料理屋へ飛び込んでみる。

外からは全く分からなかったが店内はほぼ満席の賑わい。その予想外の光景に驚いていると「こちらどうぞ!」と威勢のいい声に押されてカウンタ-席へ腰掛ける。

手書きのメニューを一瞥し、「麻婆豆腐定食とビール!」と注文。

改めて見渡すと、会社帰りのサラリーマンたちが酒を酌み交わし、若者がラーメンや餃子をがっつく。湯気の立ちこめる厨房では親子と思わしき店員たちが手際よく鍋をふるう。テレビは付いているものの音声は消してあり、代わりにナイター中継のラジオが聞こえてくる。エアコンもあるが、主に風を運んできてくれるのは昭和の扇風機だ。

ほどなくして瓶ビール。冷たいグラスにゆっくりとビールを注ぎ、泡もろとも一気にグッと喉へ流し込む。ウマい。

料理を待つ間、いつもならiPhoneでもいじってる所だが、ここは店の流儀に従ってスポーツ新聞を手に取る。興味のない記事ばかりだが今はこうしているのが正しいような気がする。

夏の暑さから逃れるように入ったこの店。けっして静かでも清潔なわけでも無いが、こうして気兼ねなく過ごせる場所を見つけられたのは良かったと思う。

そこへ「どうぞ!」の声と共に麻婆豆腐。残ったビールを飲み干し、大盛りのゴハンを片手に麻婆豆腐を口へと運ぶ。

そのどこか懐かしい、味わいのある中華屋の麻婆豆腐は、ものすごくマズかった。
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by erenoa70 | 2011-07-20 16:21 | Stupid