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「ハンナ」を観ましたよ
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新宿ピカデリーで「ハンナ」を観ましたよ。

外界から隔離されて殺人のエリート教育を受けた少女が云々といういつものアレですが、アクション映画というよりはグッとファンタジーやおとぎ話に近かったのでビックリ驚いた。

まあ"少女が悪い女のひとを倒すために旅に出る"というお話からしてそのものズバリなわけですが、至る所にグリム童話やおとぎ話のディティールが散らばっている。

少女ハンナを演じるシアーシャ・ローナンの面構えがそもそも現実離れしていたり、CIA捜査官を演じるケイト・ブランシェットが魔女らしい佇まいだったりする事もあるけど、映画の雰囲気を決定づけているのは音楽を担当したケミカル・ブラザーズの仕事が大きいなあ、と。

どうしてもデジタル系のミュージシャンが映画に参加するとダンサブルで大味な曲を想像しがちだけど、ケミカル・ブラザースはメランコリックなロックへの憧憬が色濃いし、随分と器用な面もあるので少女の心象風景と楽曲をがっちりシンクロさせ、穏やかで少し奇妙な世界観を創りあげている。

少女が始めて外の世界へ出て色んな物を見聞きし、色んな人と触れ合うことで徐々に音も色づいて聴こえる仕掛けになっているのがホントに素晴らしかった。

復讐ものやアクション映画として見ると色々とケチつけたくなるけど、音楽含めて好きです。傑作。
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by erenoa70 | 2011-09-07 03:15 | Movie