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「J・エドガー」を観ましたよ
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TOHOシネマズ六本木で「J・エドガー」を観ましたよ。

FBI初代長官エドガー・フーバーの伝記映画でありながら、隠れゲイと噂されていた彼の恋ごころまでを描いたC・イーストウッド監督作。

フーバーの正義感と権力欲、また分析力と行動力は常軌を逸したレベルであり、その落ち着きの無さは一種の発達障害のようにも思える。物語はそんな彼の精神状態に沿うように回顧録を記述する現代と当時の様子が複雑に交差しながら進んでいく。

共産主義を憎み、黒人公民権運動を疎ましく感じるというアメリカらしい秩序のもとに剛腕を振るう"タフガイ"でありながら、自らのセクシャリティーはマイノリティーであるという自己矛盾を抱えるフーバーの怪人ぶりがとにかく魅力的。

その彼を支え、生涯のパートーナーとなるトルソンとの関係性はすごく細やかに描かれていて、おそらく大々的にゲイ描写を入れる事には色々な問題もあったと思うんだけど、その慎ましい描写が逆に二人の信頼関係を表してして、ラブストーリーとしても見応えがありました。

俺の前の席で観ていた年配の夫婦が、唐突に訪れるキスシーンで「うわっ!」と声をあげ驚いてたのも面白かったです。
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by erenoa70 | 2012-02-09 08:09 | Movie