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「ヒューゴの不思議な発明」を観ましたよ
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新宿バルト9で「ヒューゴの不思議な発明」を観ましたよ。

駅の時計台に暮らすヒューゴ君がキテレツな発明をする話・・・ではなく、映画創成期に活躍したジョルジュ・メリエスの伝記映画であり、映画についての映画でもある。そうと知ってはいたけど、あまりに物語そっちのけでM・スコセッシの映画に対する熱い想いが3Dでガンガン飛び出してくるのでビックリ驚いた。

色んなものがあって、そのどれも好きだけど、映画というのは基本的に発明であり、冒険であり、マジックであり、夢でなければいけない。そんなセンチメンタルで気色悪い感想の一つも言いたくなるくらい純粋な気持ちで観ていました。

冒頭から5分くらいの3D効果はホントに驚くし、サイレント映画を今の3D技術で蘇らせるのも凄く意味のある試みだと思う。ヒューゴが時計台という機械の中から人々の生活を覗いているという設定も、主人公自身が映画の映写技師のような立場と重なって思えるからホントに映画づくしの作品だなあと。

(ここからネタバレあり)もう一つ、映画の定義としてハッとさせられたのはクライマックスでメリエスが映画の上映前に観客へと投げかける「これから皆さんは手品師になるのです」という言葉。製作者側が手品師というのなら分かるけど、観客が単なる傍観者ではなく、マジックを作り出す張本人であるといのは今の自分から抜け落ちていた発想かも知れないと猛省しました。

物語としては不格好なんだけど、映画に対する視線を洗われたよう。劇場を出た僕の瞳はすごくキラキラとして澄んでいたと思います。今はまたクソみたいに濁ってきたけどな。
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by erenoa70 | 2012-04-04 11:31 | Movie