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「僕達急行 -A列車で行こう-」を観ましたよ
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渋谷TOEIで「僕達急行 -A列車で行こう-」を観ましたよ。

鉄ヲタに扮した松山ケンイチと瑛太が、趣味に仕事に恋に奔走するコメディ。普通の青春ドラマぽく宣伝されてたけど、森田芳光監督にしか撮れないオフビートなテイストが素晴らしかった。

全編を通してかなり緩くダラダラしていて、リアリティがなく無駄なシーンが多く散文的で最高。それが単なるご都合主義や安易な現実逃避に終わってないのは、個人主義と会社・家族のせめぎ合いといった今の空気をしっかりと捉えているから。芯があればいくらでもフニャフニャ出来るというわけです。

これは森田監督のデビュー作「の・ようなもの」が80年代のフワフワした心地良さと不安を同時に描いていたのと全く一緒で、図らずも遺作で原点回帰した事にグッときました。

今のドラマとは異質なリズムだから的外れに感じる人も多いだろうけど、俺はこの時間が気持ちよくて笑ったし、映画が終わるのが惜しくて仕方がなかった。

森田監督にしか撮れないとは書いたけど、こうしたスタンスの映画は絶対に絶やしてはいけない。ついでに森田映画に欠かせないドライで男を翻弄するヒロインの血統も絶やしてはいけないと思うのでした。合掌!
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by erenoa70 | 2012-05-01 17:24 | Movie