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「ダーク・シャドウ」を観ましたよ
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新宿ミラノで「ダーク・シャドウ」を観ましたよ。

新作を観るにあたり、ティム・バートンのフィルモグラフィーを辿って何が一番好きかなあ・・・とか考えていたら何と「マーズ・アタック!」以降はあんま好きじゃなかった事が発覚。でもこれはホントに良かった。スゲー面白かった。

恋に破れた魔女に呪いをかけられヴァンヴァイアになった主人公が現代に蘇り、一族の復興を目指すというホラーコメディですが、白塗りのジョニー・ディップが明るくおどける姿はズバリ言ってもう見飽きた。

それでいつもと違いを出そうとしたのかも知れないけど、"悪ぶってもイイ人"であるはずのジョニー・ディップがあっさり人をブチ殺したりして感情移入させないから困りもの。一族が団結しアダムスファミリー的なノリで楽しく盛り上がってきてもそういうシーンがあるから冷水をぶっかけられる気分になる。

そうした屈折がモンスターとしての魅力に繋がってないのが物足りないんだけど、そこを一手に引き受けてるのが魔女のアンジェリーク。この人を中心に観ると途端に面白く感じました。

主人公と同じくモラルは崩壊してるし理不尽だから感情移入はさせないけど、好きな相手を苦しめる事でしか関係を持てず、どこかで実る事は無いと知りながら報われない愛に猛進する姿は"異形のもの"の哀しさとロマンがありグッとくる。

それはティム・バートンの初期作品のキャラクターに共通していた特徴だけど、昔がそれを日陰でブツブツ呟いていたとすれば、キャリアを重ねて「変ですけど何かっ!?」とそこそこデカい声で言ってるように聞こえるから感慨深いものがある。

またすでに多くの人が指摘しているように、魔女アンジェリークを演じるエヴァ・グリーンさんはバートンの元カノ、リサ・マリーにそっくり。顔立ちはもちろんドレスから覗くオッパイの大きさまで似ていて、ブレないというか何と言うか自分の好みに嘘をつけない部分に好感を待ったよバートン。

他にもミシェル・ファイファーからクロエ・G・モレッツ、新ヒロインのベラ・ヒースコートまで女優さんが綺麗に撮られているのも良かった。家政婦のバアちゃんまで可愛かったです。

一般的な評価はともかく、個人的には大好きな作品となりました。
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by erenoa70 | 2012-06-02 13:26 | Movie