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「先生を流産させる会」を観ましたよ
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ユーロスペースで「先生を流産させる会」を観ましたよ。

生徒が妊娠中の先生を流産させようとした事件を元にしたサスペンス。自主制作ながら堂々とした娯楽映画に仕上がっててスゴく面白かったです。

実際の事件を耳にした時も興味を惹かれたのは、タイトルにもなっている「流産させる会」というパンチの効いたネーミングセンス。あまりに野蛮で卑劣でキャッチーで、中学生ならではのリミッターを外した部分にゾッとしたわけです。

本作では何でそういうド真ん中の名前をつけてまで担任の先生を流産させようとしたのか?という点が描かれていて、犯人が男子から女子生徒へと設定が変わっているものの監督の解釈は概ね納得がいくものでした。

リーダー格となる少女の「サワコ(先生)、セックスしたんだよ。気持ち悪くない?」というセリフに集約されてるように、自らも生理が始まって身体が成長、変化する事の不安や戸惑いが大きくなっていく中で、その好奇心とイタズラ心が邪悪な方向へと傾いてしまう。

その一方で妊娠している先生も少女たちを信用しておらず「産まれてくる子が、あの子たちみたいになったらどうしよう・・・」なんてヒドい事を言ってたりする。つまりお互いに正体の分からない生き物同士の対決になってるのが醜くてバツグンに面白かった。

少女たちは全員が素人ながらナチュラルな演技を見せる。特にエキゾチックな顔立ちをしたリーダー格の子は不機嫌な表情が素晴らしかった。これはもう銭を払いたくなるレベル。

後半、セリフで語りすぎたり、薬品の取り扱いについて疑問は残るものの、そうした点が無ければあまりに可愛げがなくなってしまうので問題なし!そもそもこんなタイトルのまま一般公開しようとするリミッターの外れた中学生マインドは大事だなと思いました。

思い返せば自分も中学のころ、成長が早い女子に向けて「こいつ女のくせにヒゲ生えてるよ!」とかデカい声でおちょくってたりしてたので今さらだけど反省しなければいけない。
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by erenoa70 | 2012-06-05 18:16 | Movie