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「この空の花 長岡花火物語」を観ましたよ
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有楽町スバル座で「この空の花 長岡花火物語」を観ましたよ。

あぁ、大林のご当地映画か・・・と特に気にもかけてなかったこの映画がスゴいと評判だったので、ホントかよと思って話半分で行ってみたら本当にスゴくてボコボコにされて帰ってきました。

長岡の花火と戦争の物語・・・のはずがいきなり尋常じゃないカット数とセリフの無酸素ラッシュで幕を開け、なんとそのまま2時間40分を駆け抜けていくんだからビックリ驚いた。加えて異常なテロップやパンチの効いたセリフまで、右から左から怒濤のペースでガンガンズンズングイグイ攻めてくるんだから完全にどうかしてます!

しかしこのあり得ないペースにも徐々に慣れていって楽しめていったりするので人間ってスゴいなーとも思いましたけども。

そんな大林ワンダーランドとしか形容しようが無い世界で繰り広げられるのは「戦争」と「3.11」へのイメージ。

個人的に"反戦もの"はどうしても教科書的な言い回しになって、それが常套句みたいな使い方だと物語としては魅力を感じないし本来の意図が届かないところもあって、ズバリ言って退屈なことが多いわけです。

そんな政治意識の低い俺も、こんだけ現実離れしたリズムと音量でメッセージを連呼されると振り向いて共鳴せざるを得ない。そして過去に起きた事を現代、未来に伝えるために何が有効なのか、何をすべきで、何をしないべきなのか?と想いを巡らせずにはいられなかったです。

なんか大林宣彦も落ち着いてきたよなーと上から目線で思ってた所にこのパワフルすぎる映画。しかも一番安全パイを求められるであろう地方自治体が製作した作品でここまでやるとは思わなかった。こうして書いていて思い出してもやっぱ完全にどうかしてるし、どうかしてないとこういうブツは作れないですよ。

狂言回しとも言える一輪車の少女がいかにも大林映画のヒロインの系譜に沿ったルックスという事もあり、これまでの集大成的な意味も持ちながら、いまだ全力で挑発してくるのはホントにスゴい。

すっかり東京での公開は終わってしまった頃にこう言うのもアレだけどこれは観た方がいいですよっと。
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by erenoa70 | 2012-06-25 08:52 | Movie