2005年 04月 18日
ワイルドサイドを歩け
吉田豪『人間コク宝』を一気に読了。
『BUBUKA』で連載されてたワイルドでイリーガルでギラギラした著名人、芸能人のインタビュー集。インタビュー対象の選球眼はもとより、その人の旨味とコクをギッチリ抽出するインタビュー術はもはや芸の域に達してると思う。とにかく人に薦めたくなる本なので、ゴチャゴチャ言わんと目次をそのまま転載。 坂上忍:大晦日にぐらいになるとお金も大掃除、家も大掃除、女性関係も大掃除みたいな。 岸部四郎:死を覚悟するぐらいやったら、もっと借りる。 チャック・ウィルソン:僕の(不良時代の)ナイフは1メートルあったから 安部譲二:間違いなくカタギの人の2人分は生きたよなぁ。嫌な事も含めて。 カルーセル麻紀:いま現役でバンバン歌ってたり役者やったりで1回こっきり(ヤった)なんていうのが山ほどいますよ。 三浦和義:僕は昔から何かで驚いた事って1回もないんですよ。 田代まさし:俺、裁判の時にも「君は芸能人に向いてないんじゃない?」って裁判官に言われて、思わず「ごもっともです」って答えちゃったんだけどさ。 真木蔵人:だから俺は別にクイズのコメントなんかしねえし、ダセえトレンディードラマの俳優なんかと付き合う気もねえし、出る気もねえ。それはマイチョイスよ。 ジョニー大蔵:俺はいつも満たされてなかったよ。いつも「これでいいのか?」って気持ちはどっかにありながら、キャロルというバンドが日本を席巻しったよね。 高島政宏:パンクはもう小学校6年の時から、真っただ中にいましたから。 稲川淳二:怪談がどんなに怖くったって、地獄を見た人間にとっては怪談なんか怖くないぞって事。 ジョー山中:ハモニカ吹いてて「なんか騒々しいな?」と思って後ろ見たらヘルメット被って角材持ってるヤツが10何人か来ていきなり殴りかかってきたわけ。 山本晋也:日本映画を性愛化する世界へ入ったっていうのは、そういう苦渋に満ちた青春期があったから。 梨本勝:僕は脱いでも肝心なものは見えないんですよ。お猪口で隠れちゃうから。 ROLLY:コンプレックスがない人間ほど面白くないものはないから。 桑名正博:博多めいんたいロックにしても、博多弁で歌うのはええけど、掛け声は「イェーイ!」でしょ。あれは変えなきゃいけないよね。「明太子!」とかに(笑い)。 中山一也:俺が生きてきたことはこれなんだから!うまいとかヘタとか、いいとか悪いとかじゃなくて、それを感じてもらいたいね。 内田裕也:なにをやったかっていう達成感を強く感じた後に死ぬんならいいけど、ただ生きてるだけってなったらクダ巻いて死ぬね。
by erenoa70
| 2005-04-18 21:49
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