2007年 12月 31日
「転々」
オダジョーと三浦友和が吉祥寺から霞ヶ関までを散歩すると言うだけのプロットからして映画になんの?と思ったけど監督が三木聡と聞いて納得。なるわ。 今でこそ"小ネタ王"なんてニックネームが付いているけど、この人の舞台やテレビ、映画はどれも一貫して「人のマヌケさ」を描いてきた。それは「どんな悪いヤンキーもコロコロ読んでた」みたいな誰もが共感出来る最大公約数としてのマヌケさであって、その暖かいマヌケさに身を任せるとこんなに心地よく楽しいものは無い。 ただ、前作「図鑑にのってない虫」のように小ネタの羅列で突き進むでもなく、かといってシンプルに話を進めるわけでもなく、どこか中途半端になってしまっているきらいがある(「時効警察」ファンへのサービスとかいらないと思う)。ラストの締め方は最近の邦画には無い潔さだしこの辺が残念だ。 それにしてもこの時期にオダジョー見るとやっぱ思い出すのはあの事で、きっとこれを撮影してる時も「今日すっげえ疲れたよ」「ジョー君、あたしが優しくしてあげるからね!」「由宇!」とかなんとか言ってんだよチクショー
by erenoa70
| 2007-12-31 02:00
| Movie
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