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蒲田のボビー・フィッシャー
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その頃、ボビー・フィッシャーは蒲田にいた。

映画「ボビー・フィッシャーを探して」のモデルであり伝説的なチェスの世界王者。IQは180を超える天才だが変人でもあり、世界中を飛び回っては失踪と過激な政治的発言を繰り返しトラブルを起こす。

俺はチェスのルールもロクに分からないけど、彼の破天荒な人生には惹かれていたから、2004年に成田からフィリピンへ出国しようとした際、入国管理法違反の疑いで逮捕されたというニュースを目にした時はかなり驚いた。この頃、ボビー・フィッシャーは日本チェス協会のある蒲田に身を寄せていたのだ(元々、日本チェス協会事務局長の渡井美代子さんと付き合っていたらしい)。

数奇な運命の天才チェス・プレーヤーと京浜東北線の蒲田という街のギャップが気になってしようがなかったが、誰も彼の事を知らないあの雑多な街でひっそりと暮らすのも悪くないのかな、ひょっとして駅前に行けば会えたりするのかな、などと思っていた。

しかしその後、日本から出国の許可が出てアイスランドへと渡り、今年の1月17日に原因不明で亡くなった。享年64歳だったが、その直前の写真は伸び放題の白髭のせいかずっと老けて見えて、波瀾万丈も楽じゃないなぁと寂しくなったものである。

そう思っていたら昨日はこんなニュースが。

フィリピン人女性、チェス名人の遺産めぐり相続権主張

こんな人に私はなりたい。

追記:やっぱりと言うか、映画化決定。

不運の天才チェス・プレーヤー、ボビー・フィッシャーの人生を映画化
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by erenoa70 | 2008-02-07 17:42 | News