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「ケータイ小説的。」を読みましたよ
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「ケータイ小説的。——“再ヤンキー化”時代の少女たち」を読みましたよ。

ケータイ小説に関しては見聞きする多くの意見と同じく「気に入らないもの」として見ていた。

難病やレイプといった不幸のモチーフ、突飛すぎる展開、恋愛至上主義・・・しかし、それもこれも実際にその現物を読んだワケではなくあくまで見聞きしただけの勝手な判断である。じゃあ実際手に取って確かめるかというと、そんなにヒマじゃないよと避けてきたので、自分の中でそれは徐々に得体の知れないものに膨れ上がっていたような気がする。

この本はケータイ小説を「浜崎あゆみ」「郊外」「ヤンキー」「矢沢あい」「ティーンズロード」等のキーワードを挙げて社会学的、文化論的に分析している。浜崎あゆみや郊外という要素までは想定していたものの、「相田みつを」という名前が登場した時にはそれら全てが一本の線で結ばれたようで思わず「あぁ」と声を出して納得してしまった。

その他にも「ジャスコとTSUTAYA」や「ケータイ小説で彼氏が死ぬ理由」等は特に興味深く、自分の中にあった得体の知れないものの正体がドンドン明らかになっていくのが楽しかった。それと同時に、目の届かない文化に対する偏見にもハタと気づかされる。特にヤンキー文化なんて中学、高校の頃はそれで育ったようなモノなのに知らず知らずの内にそれを蔑むように見ていたのかも知れない。

そんな自省の意味も含め、かなり面白くて一気に読み終えますた。
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by erenoa70 | 2008-06-24 04:54 | BooK