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「ハッピーフライト」を観ましたよ
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『ハッピーフライト』を観ましたよ。

矢口史靖監督のデビュー作「雨女」は雨が降ると活動的になり犯罪行為を繰り返すという女の子二人組を描いていて、今では考えられないくらい暗くて実験的な作品なんですが、監督はこの頃から「実験映画よりもエンターテイメントがやりたい」と発言してたんだから正に有言実行。今回めでたくジャンボジェット機を飛ばすまでになったというわけです。

てっきり綾瀬はるかを主人公にしたCAの成長物語なのかと思いきや、一台の飛行機が空港から旅立って着陸するまでの数時間を、パニックもの、群像劇、コメディといった複数の要素を見事にまとめあげた映画だったのでビックリした。

ハリウッド大作のように飛行機がハイジャックされた!とか飛行機の中に蛇が!とかじゃないけど、序盤の細かい伏線が回収されるにつれ、リアリティのある小さなパニックが加速していくという展開にはまんまと乗せられて最後まで思いきり楽しませてもらいました。

一方でテレビ局主導で作られた映画、という印象はどうしても拭えないんだけど、その中でも脚本や演出で「戦ってる」のは十分に伝わってくるし、逆に戦ってるからこそこっちも信用して楽しめるというか。

ともあれ、アングラな自主映画からステップを重ねて”ちょっぴりドジな伊丹十三”みたいになってきた矢口監督の今後に期待。
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by erenoa70 | 2008-11-21 19:18 | Movie