ブログトップ
「レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで」を観ましたよ
a0012356_20194773.jpg
「タイタニック」によって"純愛"のアイコンとなったディカプリオとケイト・ウィンスレットに愛の不毛を演じさせるという意地悪なとこが気に入った「レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで」を観ましたよ。

まずは二人の関係性を表す冒頭の展開がお見事としか言いようがない。そこで観客が味わう事になる"気まずさ"は郊外の一軒家を舞台に重苦しさを増していき、夫婦喧嘩はともかく、なんとかお互いを理解しようとする場面でさえもその緊張感が途切れる事は無い。理解しようとすればするほど、触れようとすればするほど、その断絶はより深まっていくという地獄絵図!特に「愛してる」という言葉の役立たずぶりはもう素晴らしかったと思う。

サム・メンデスは「アメリカン・ビューティ」でも他人との共生を描いたわけですが、あれは世知辛いなりにもわずかな希望があった。それが本作ではそのわずかな希望も無惨に打ち砕かれてしまう。いや、希望という意味で言えばあのラストシーンは異性と、他人と、うまく付き合っていく為の知恵を授けてくれてるのかもしれない。

そんな事を考えながら席を立つと、隣にいた恋人が「観ながらオナラしたでしょ!」とあらぬ疑いをかけてきやがったので、さっそくその知恵を活かそうとしたけど、これはもう疑惑を晴らす方が先決だと全力で反論しながら劇場を後にしました。
[PR]
by erenoa70 | 2009-01-29 20:37 | Movie