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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観ましたよ
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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観ましたよ。

映画で人の一生、一代記を描くという事はそれだけで贅沢な試みであって、おそらく映画監督なら一度は手をつけてみたい題材に違いない。そこで老人として生まれ徐々に若返っていく奇跡の男ときたら、もういくらでも波瀾万丈に出来そうなもんだけど、これが意外に普通の人生をおくるんだからビックリ驚いた。

主人公であるベンジャミンはとても穏やかな人物だし、出会うのもイイ人達ばかり。恋愛や別れはあるけれど、それも至って平凡だ(ただ戦争の短いシーンだけは明らかに他とトーンが違っていて、ここはここで演出が冴えまくってる)。でもこの展開が普通で平凡だからこそ、観客は「若返っていく」ベンジャミンの一生を優しく見守る事が出来るわけで、このゆったりとした寓話性が何とも心地よかった。

あと個人的には老けメイクのブラピより、最後まで凛とした美しさを維持させたケイト・ブランシェットがなんだか凄い気がする。ついでに言うと、ホテルで恋に落ちる人妻役には同系列の美人であるティルダ・スウィントンを配置していて、女性の好みを統一させるあたりが巧妙というか説得力があるというか信用出来る男だぜフィンチャー、と思いました。
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by erenoa70 | 2009-02-12 12:32 | Movie