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「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」を観ましたよ
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「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」を観ましたよ。

神学校の校長であるメリル・ストリープと、神父のフィリップ・シーモア・ホフマンが口喧嘩する映画・・・と言うと語弊がありますが、あながち間違ってないとも思う。逆に言えばそれだけで持たせるだけの口喧嘩を見せてくれるわけで、後半にかけて盛り上がっていくそれはもう見応えがあった。

神父の淫行疑惑を追及するというキッカケはあるものの、メリル・ストリープ校長はホフマン神父の事が単に気に入らないだけで、その一挙手一投足、何だったら色白なぽっちゃり肌まで嫌いなんじゃねえかという気もする。では対するホフマンが精錬潔白かと言えば態度は堂々とはしてるものの疑惑については歯切れの悪い部分もある。またそれを中立な立場で見守るのがエイミー・アダムス(「魔法にかけられて」のお姫様)で、出来の悪い新人シスターが観客にとって一番信頼のおける存在になるという関係性が面白い。

それにしてもホフマンを罵倒する時のメリル・ストリープはホンっトに憎たらしい。シスターだから言葉を選んで罵るわけですが、次第に感情の抑制が利かなくなってきて「証拠とかないけど悪いに決まってる!」と爆発させる姿なんかはもう憎たらしすぎてなんかもう引く。

しかし他人の悪口を言うたびにテンションが上がっていく人というのはしょっちゅう見かけるわけで、それって何と醜い姿だろうかと、自戒の念を込めて言っておく。
by erenoa70 | 2009-03-29 16:25 | Movie