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「スラムドッグ$ミリオネア」を観ましたよ
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「スラムドッグ$ミリオネア」を観ましたよ。

なんで皆このクイズ番組を見たがるんだ?と問う主人公に対してヒロインは「現実から逃げるためよ」となんとも切い返答を投げかける。この"逃げる"という意思を具現化したチェイス・シーンこそが監督ダニー・ボイルの撮りたかったものだろうし、混沌を振り払うかのように突っ走るシーンは本当に見る価値がある。

クイズ問題の進行とシンクロして人生を回顧するという構成はサム・ライミの「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」を思い出した。野球選手のケビン・コスナーが試合の進行と共に恋人との出会いと別れを回想するというライミの意欲作で(試合のシーンは野球中継と同じアングルで撮られてたりする)、まあこれは誰も覚えてないだろうけど、人生を振り返るには興味深い構成だと思ったわけです。

その回顧する人生の軸になっているのがヒロインへの恋心で、これがまた幼女、少女、成人と全ての時期において可愛く、美しく撮られているのでその説得力といったらハンパない。幼女が可愛いというのは危険な発言な気もするけど、それくらい主人公の気持ちを応援したくなるって事だよこのバカ!

と、多くの人達が絶賛するのも納得の出来なんですが、インド映画へ配慮したと思われるエンドロールの部分は取ってつけたような気がしたし、今後インドからの資金提供がないと製作が立ち行かないハリウッド事情といったものがスクリーンの外から見え隠れしてしまい、個人的には思いきり楽しめなかったのが残念なところ。
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by erenoa70 | 2009-05-04 20:14 | Movie