ブログトップ
「劔岳 点の記」を観ましたよ
a0012356_15533093.jpg
日本映画界の名物カメラマン、木村大作センセイの初監督作「劔岳 点の記」を観ましたよ。

初監督作にこの題材を選んだのはいかにもというか、らしいなあと思った。テレビ主体の映画作りが主流になった現在(これもフジテレビが出資してるけど)、こうしたスペクタクル感のある、スケールの大きい映像を撮れるのは俺たち活動屋しかいねえ!という気概が溢れかえっているし、登山と自らの映画作りを重ね合わせて描く事が出来るからだ。

確かに映像のスケール感は半端ない。山の向こうに雲海が広がるショットはそれだけでグッとくるし、ナメてかかると容赦なく牙を剥く自然の脅威を映像だけで雄弁に語ってくれる。浅野忠信の抑制された演技も、後半になるにつれ髭が伸びてきて本当に疲労が隠せないようになってくるので、いつものポーカフェイスが逆に説得力を持ってくるから面白い。

しかし途中から、凄いなあ、大変そうだなあ・・・という感想ばかりが内容よりも先行してしまった。つまりお話と編集のテンポが悪いのがなんとも残念。監督の人間性が出てるんだろうけど押し付けがましい部分もやっぱり多い。

それでもやはり劇場のスクリーンサイズを活かした壮大な映像は一見の価値がある。個人的には猟師が雪山をエクストリームスポーツのようにガーッと滑り下りながら熊を撃つ場面がオススメだ!
[PR]
by erenoa70 | 2009-07-07 15:58 | Movie