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江夏
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大きな身体をゆらしてビルから出てきたのは江夏だった。

このオフィス街には似つかわしくないが、なんと言っても球史に残る大投手である。気づけば踵を返しその後ろ姿を追っていた。

意外にスタスタと早足で進む江夏。どこへ行くのだろう。仕事かな?それとも今でも人知れずに秘密のトレーニングを・・・!?と勝手に想像を膨らませていた。

信号待ちをする江夏。気づかれないように背後に立ち赤信号に目をやると、不意に「こんな事で喜んでていいのか?」という思いがよぎる。

俺は仕事に行くんじゃなかったか?寄り道してる時間あったっけ?べつに野球も好きなわけじゃないし・・・そもそもこの人は江夏なのか?なんか違う気がする・・・というか絶対に違う。別人だ。

信号が変わり、江夏によく似たオッサンが歩き出す。

もはや何をしてるか分からなくなったが、もう少しだけ後をつけてみようと思った。
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by erenoa70 | 2009-12-05 15:32 | Stupid