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カテゴリ:Movie( 775 )
「リンカーン弁護士」を観ましたよ
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新宿ピカデリーで「リンカーン弁護士」を観ましたよ。

高級車・リンカーンを事務所代わりにしてる弁護士だから「リンカーン弁護士」。まんまな邦題ながら、オールドスクールかつ現代風に味付けされた法廷サスペンスで面白かったです。

巧みな話術と身のこなしで法曹界をスマートに、やや汚く生きぬくヤリ手の主人公が、やっつけ仕事のつもりで引き受けた事件の巧妙かつ大胆な罠にハメられてしまう。

クールに生きてるつもりの人間がジワジワ追いつめられて生汗かいて焦る姿が面白いと感じるのは自分の性格の悪さかも知れませんが、そこから二転三転させてやり返していくのもまた痛快。法廷ものならではの駆け引きにも惹きつけられます。

なんといっても主役のマシュー・マコノヒーを始め、元妻役のマリサ・トメイ、相棒のウイリアム・H・メイシー、謎の依頼人にライアン・フィリップという配役がバッチリ決まってる。

誰もがベタベタと馴れ合うんじゃなく、どこかドライに構えるのがカルフォルニアの乾いた空気とも合ってたと思う。カルフォルニア行ったこと無いけどな。
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by erenoa70 | 2012-08-04 23:57 | Movie
「メリダとおそろしの森」を観ましたよ
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新宿ピカデリーで「メリダとおそろしの森 」(2D・吹き替え版)を観ましたよ。

一国の王女という枠に嵌められるのを嫌い、自由に生きる事を望む少女・メリダと、王女としての義務を果たすように娘を導こうとする母、エリノア王妃とのお話。

いきなり婿選びという儀式に直面し、否応無く家庭へ入ることをグイグイ迫られるメリダは不憫だなあ・・・と感じる一方で、その反撥から起きる騒動にはどう見ても自己責任乙!と突き放したくなる部分もある。

少女の自立、母との確執がテーマだけど、どうも展開がコンパクトでチャキチャキと進んでいってしまうので、一つ一つをジックリ味わう前にいつの間にか終わってしまったという印象。分かりやすい悪役もいないし、おそろしの森も別にそんなに恐ろしくないので最後までボンヤリしたままでした。

ただ、オマケのトイストーリーの短編「ニセものバズがやって来た」は短いながらも最高。食玩というオモチャの中でも扱いの悪いモノに対する愛情にはグッときた。今日ペプシを買ったらついてきた、ドラクエのフィギュア(ゴーレム)も少し大事にしようとおもう。
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by erenoa70 | 2012-07-31 04:46 | Movie
「ムカデ人間2」を観ましたよ
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新宿武蔵野館で「ムカデ人間2」を観ましたよ。

前作の「あれ?意外と普通じゃね?」との巷の声にムカついてたのか、完全にリミッターを外して本気出して襲いかかってくる変態残酷ホラーの続編。ズバリ言って二度と見たくないけど最高でした!

前作「ムカデ人間」を崇拝するあまり、「いつか自分もハイター博士のようにムカデ人間を作るんだっ」と目標を立てた醜いキモヲタ・マーティンくんが地下駐車場勤務の傍ら、やってきたお客たちをボコって拉致監禁。夢を叶えるためピリオドの向こう側へ行ってしまいます。

そして繰り広げられるスーパーエログロ残酷地獄絵巻スペシャルエディション。前作のハイター博士と違い、マーティンくんは医者でも何でもないので人間同士の肛門と口を結合するという手術を家から持ってきた台所用品と大工道具のDIY精神だけで完遂するからたまらない。

麻酔も無しにハサミでチョキーン!ホチキチスでバーン!ガムテでグルグルー!ですよ。潔癖性の人だったら憤死してしまうであろう不潔でギリギリな描写がそれこそ尻上がりにエスカレートしていきます。前回は控えめだったウンコも全開バリバリだよ!(書いててヤケクソ気味だよ!)

とにかく主役マーティンを演じるローレンス・R・ハーヴェイさんがとてつもないインパクトで、もしかしたらこの人は本物なんじゃないか?と思わせる説得力&破壊力がある。

ただ残酷でグロいだけじゃなくて、マーティンの無垢な部分が見え隠れするのが本当に恐ろしくて、被害者の尻を包丁で切り刻んでたら出血が止まらず死んでしまうと「ウワーン!」て泣くんですよ、まるで飼ってたカブトムシでも死んだかのように。

ラストもマーティン中心に考えると無限地獄が続くようでこれまた恐ろしいわけですが、観ている側のモラルを完全に破壊してやろうという製作陣の間違った心意気が一番恐ろしいと思います。

どうでもいいけど、こんな映画を誕生日に一人で観ていてこれからの人生を色々と考えてしまったのはこの俺です。
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by erenoa70 | 2012-07-29 16:08 | Movie
「ピラニア リターンズ」を観ましたよ
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ヒューマントラストシネマ渋谷で「ピラニア リターンズ」を観ましたよ。

「ピラニア3D」の続編。監督は前作のキレ者、アレクサンドル・アジャさんから、「ザ・フィースト」の凡人、ジョン・ギャラガーへバトンタッチ。この時点であまり褒めてない事がバレますが、どうもイマイチでした。

もちろんバカ映画は大好きだけど、バカも狙い過ぎるとバカじゃなくなるというか、大学生がはしゃいでるノリに近くて画面の中が楽しそうにすればするほど冷めていく自分がいます。

パニックホラーではなくホラーコメディになるのはいいとしても、怖がらせる描写が全くデタラメなのはいただけない。たとえば水中でカメラが人に近づいていくというお馴染みのショットはホラーの方程式としてはピラニア目線じゃなきゃいけないわけですが、これが単なるイメージショットだったり、ピラニア目線だったり統一されてないから全然ハラハラしない。

最終的にはお話とかホラーとかどうでもよくなって、オッパイ出て楽しけりゃいいじゃん最高フォー!ってヤケクソな気分になります。

ではこれで不機嫌だったかというと、デヴィット・ハッセルホフのキメ顔をアホほど見せられて自然と顔がほころんでしまった俺の負け!完敗!
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by erenoa70 | 2012-07-27 21:09 | Movie
「苦役列車」を観ましたよ
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渋谷TOEIで「苦役列車」を観ましたよ。

中学を出て以来、日雇いの仕事で稼いだわずかな金を酒と風俗につぎ込みその場しのぎの自堕落な生活を続ける男を描く、西村賢太の自伝的小説の映画化。山下敦弘監督の持つ資質とうまく手が合った感じでイイ青春映画になったと思います。

何の計画性も希望も友達も持たず、不遇な境遇を恨み、周りを妬んで見下しては呪詛とタンを吐き散らし、困ったら土下座もいとわない主人公はクズの中のクズなわけですが、それがあまりに混じりっけのない純粋な、とても見晴らしの良いクズなので面白く見れます。

金が無いのはともかくとして、人間関係が保てないのが厳しくて、せっかく友達になれた女の子(AKB前田敦子)に対して「友達って何するんだ・・・?」と困惑してとりあえず隙あらば襲ってヤろうとするという、"持たざるもの"の中でもかなりの低レベルっぷりを見せつけてくれます。

社会と繋がろうとすればするほど自らそれを断ち切ってしまうどうしようも無さにはこれといった着地点はなく、ドンヨリとした気分になるわけですが、自分の将来を体現したようなダメ先輩のマキタ・スポーツと行くしけたカラオケスナックで思わず本音を漏らす場面には、孤独と孤独が寄り添って生まれる暖かみがあります。

しかしその暖かみや他人がそこから救い上げてくれるわけでもなく、堕ちるとこまで堕ちた、さらにその下へドスンと落ちてからがようやく彼の出発点となる。

森山未來は「モテキ」に続いてのダメ男役ですが、こっちはオシャレさやサブカルとは全く無縁のブサイクさで演じ切ったのは大したものだと思いました。
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by erenoa70 | 2012-07-25 16:02 | Movie
「ベルフラワー」を観ましたよ
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シアターN渋谷で「ベルフラワー」を観ましたよ。

仕事は?と聞かれれば真顔で「火炎放射器作ってる」と答え、親友と改造車・メデューサ号をこしらえ、世の中が全部チャラになって我が輩が荒野の支配者となるのだヒューマンガス様バンザイ!というボンクラ無職が、自由奔放な女にボロクソにフラれ、思ってたより早く世紀末がやってきてしまいましたというお話。

「あたしとは付き合わない方がいいよ、アンタが傷つくから」とはなから安定を求めない性分であると告げる女に対し、「オレは傷つかない、なぜならオマエを好きだから!」と盲目的になる男は哀しくもあり、幼くもある。

それが裏切られるんだからさあ大変。火炎放射器を振り回し、メデューサ号をブッ飛ばす。もう俺はおしまいだ!ついでに世界も道連れだ!

確かにカッコ悪いフラれ方(@槙原)をした後は自暴自棄になり世界の全てを呪ってしまう。映画全体に漂うザラついた投げやりな空気は青春の焦燥感そのもので、大人になりそこねた男たちが仕事もせずに酒と趣味(改造車&武器)に没頭する日々には退廃的な優雅さがある。

だけどもコイツの場合はいくら何でもピュアすぎると思います。お前いくつだ?大好きな「マッドマックス」から何を学んだ?自由奔放な女を選んだのは他の誰でもないお前自身だ。偉大なるヒューマンガス様に憧れる資格も無いわこのボンクラが!

・・・と、思わず上から目線で物を言いたくなってしまうから恐ろしい。なぜなら俺も通ってきた道だからだ!ヒューマンガス様バンザイ!

だからこそメデューサ号の狂った暴走をもっと見たかったわけですが、火炎放射器の火力が思ったよりもずっと強かったのでその辺はまあ、いいです!
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by erenoa70 | 2012-07-16 00:01 | Movie
「ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して」を観ましたよ
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シネマート新宿で「ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して」を観ましたよ。

ジャック・ブラック、オーウェン・ウィルソン、そして久方ぶりのスティーブ・マーティンが「BIG YEAR」というバードウォッチング大会で競い合うコメディ。ひと昔前のウィルメイドなテイストでたいへん和みました。

「BIG YEAR」とは、一年の間にどれだけ多くの鳥を見る事が出来るか?を競い合うもので、三人はそれぞれ境遇は違うものの、仕事や家庭をやりくりしながら全米中の鳥を追っかけまくる。

この大会が面白いのは、鳥を観た数は自己申告でイイという部分(鳴き声を聞いただけもOK)。いくらでもインチキ出来るけど、そこはお互いの誇りでルールを成立させていいます。つまりこの趣味に没頭する三人の"誇り"を描いていく。

前年度の優勝者で嫁や仕事を放りだして何がなんでも勝ちを狙うオーウェン・ウィルソン。貧乏でバツイチ、親と同居しながら夢を追うジャック・ブラック。大企業の社長の傍ら、悔いの無い人生を送るため大会出場を決めるスティーブ・マーティン。

それぞれのパブリック・イメージを活かしたキャラクター設定は三人の姿を見ているだけで楽しくなってくる。スティーブ・マーチンは久しぶりにスクリーンで見たけど、すっとぼけ具合に年期が入っている。この人がドタバタ慌てたりするとそれだけで可笑しい。

他にもジャック・ブラックの両親として、ブライアン・デネヒー&ダイアン・ウィーストが出演。息子に「一つくらい何かを成し遂げてみろ!」と説教するブライアン・デネヒーの親父っぷりはやたらカッコイイです。

趣味に生きるのもいいけど、それには代償がつきものというシビアな面も描かれていて、少しだけ背中が寒くなりました。地味だけど面白いので未見の方は是非!


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by erenoa70 | 2012-07-08 03:34 | Movie
「アメイジング・スパイダーマン」を観ましたよ
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新宿ミラノの先行ロードショーで「アメイジング・スパイダーマン」を観ましたよ。

サム・ライミのスパイダーマンに何の文句もない自分からすれば「何でリブートすんだ!てかリブートってなんだ」という後ろ向きな気持ちもあったわけですが、蓋を開けてみればやっぱスパイダーマンだし、切り口も変えているので楽しかったです。

監督はサム・ライミから「(500)日のサマー」のマーク・ウェブへバトンタッチ。この采配から伺えるように、主人公ピーターの恋愛模様が大きくクローズアップ。

恋愛、いいじゃない!と思ったら、パッとしないはずのピーターが見た目も何だかクールになって女子にも比較的アグレッシブだったりするので何だか違和感。こんなの俺の知ってるピーターと違う!アンドリュー・ガーフィールドじゃなくてジョナ・ヒルだったら良かったのに!

とはいえ、エマ・ストーンとの駆け引きや甘酸っぱい描写はさすがで、単にリア充がキャッキャッしてるだけじゃなく、思春期の不安や成長の表現へと転換させています。この辺りはボンクラ一筋のサム・ライミには無い引き出しかもしれない。

もちろんそれだけでなく、全身タイツの不審者扱いされていたスパイダーマンが"ピープルズ・ヒーロー"になる瞬間は何度でも、どんな形で観てもグッとくる。力を得ることで負う責任と試練も相変わらず楽じゃないないし、これは次回作にも期待が出来るというものです。

そんな期待を萎えさせてくれたのがEDで流れる日本語の歌。映画の余韻を消し去ってしまったのでホント止めてほしいです。
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by erenoa70 | 2012-07-05 12:39 | Movie
「幸せへのキセキ」を観ましたよ
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新宿ピカデリーで「幸せへのキセキ」を観ましたよ。

妻と死別後、環境を変えようと子供を連れ引っ越した家には動物園がついてきた、という斜め上な実話を元にしたキャメロン・クロウの新作。邦題はまるでバカの一つ覚えですが、原題は「WE BOUGHT A ZOO」といいます。

大事な人を失ってしまった喪失感をどうやって埋めていくのか?が主題だけど、お話は次第に活き活きとして爽やかに駆け抜けていきます。

キャラクターや撮影、音楽の使い方など、どこを取ってもキャメロン・クロウの色になっているのに関心させられる。特に長男の造形は"内気だけど感受性豊かなボク"を暗に他人にアピールするといういつもの面倒くさい少年像で、クロウさんが自分を投影して肩入れしてるのが伺えます。

その父親のマット・デイモンも表向きは父親らしく取り繕っているものの、とある事で亡き妻への愛情を子供っぽい、わんぱくな言い方でワーっと吐露しまい、周りがドン引きするという場面が面白かったです。

そんな父が息子へ送るアドバイスや、ラストを締めくくるセリフ等で観客の心をグッと掴むのが相変わらず上手いわけですが、動物園のスタッフにエル・ファニングがいて、何か知らないけどスゲー優しいというのはどう考えてもファンタジーが過ぎます!羨ましい!
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by erenoa70 | 2012-07-04 03:49 | Movie
2012年上半期 極私的映画ベストテン
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2012年の上半期で面白かった映画のベストテンです(〜6/30まで劇場で観たもの)。

1.「預言者」
塀の中で、そして外で、なんやかんやあってのラストカットは今思い返しても震えがくる素晴らしさ。

2.「戦火の馬」
ここにきてスピルバーグが撮りあげたクラシック。もう馬肉は食べれません!嘘!

3.「捜査官X」
なんだコレ、変なの!と笑ってたら急に燃えまくるシーンで真顔になったりしてスゲー忙しかった覚えがあります。

4.「ダーク・シャドウ」
おかしなティム・バートンが帰ってきたよ!これから先の作品がダメでも俺はこれと「マーズ・アタック!」があればそれでいいです。

5.「愛と誠」
なんかもう完全に無視されてたけど俺は好きだよ!

6.「この空の花 長岡花火物語」
衝撃度では一番だけど、それがあまりに大きすぎて俺には背負いきれないからこの順位で。

7.「メランコリア」
清々しさではナンバーワンだと思います。

8.「トロール・ハンター」
P.O.Vでのモンスター映画はこうやって撮ればいいんだな、と勉強になりました。撮る予定はないけども。

9.「ドラゴン・タトゥーの女」
リスベットさん

10.「POV~呪われたフィルム~」
本気で観る人をブッ殺そうと思わないと怖いものは作れない。公開時はスルーされてたけど、家で観る方がずっと怖いと思うよざまあ。

この他にも「別離」「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「哀しき獣」「アニマル・キングダム」「裏切りのサーカス」「サニー 永遠の仲間たち」「ヤング≒アダルト」「セルビアン・フィルム」も面白かったです。

どうですか!相変わらずの筋の通ってなさ加減は!年末になるともっと悪化すると思います。
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by erenoa70 | 2012-07-02 20:16 | Movie