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「息もできない」を観ましたよ
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すこぶる評判のいい韓国映画「息もできない」を観ましたよ。

家庭環境に恵まれないチンピラと女子高生と出会う、という他愛のないプロットながら、冒頭からラストカットまで首根っこを掴まれてグイグイ揺さぶられ続けるような傑作で、これは評判がいいのも当たり前だなあと思いました。

その大きな要因は韓国映画の十八番である感情表現なわけですが、主人公のチンピラは誰かれ構わず暴力を振るうし、口を開けば「クソバカ」「クソアマ」とかクソ汚い言葉しか使わない。一方の女子高生も人と距離をとってなかなか本心を見せないしで、二人の間には映画らしい会話が存在しない。会話が存在しないのにどこかで繋がっていて、それが大事なものとして育まれていく過程が見ていてたまらない気持ちになる。

画面にしても常にどこか閉塞感や孤独を感じさせる作りになっているし、初期の北野映画のような暴力シーンやギャグもあってこれがまたいいアクセントになっている。加えて、こいつが主人公かよ!というようなDQNなチンピラ・ファッションが徐々にカッコよく見えてくるというのも不思議だ!

監督は主演も兼ねたヤン・イクチュンで、これが初の長編作品。インタビューを読むと自身の家庭環境をベースにした作品だそうで、その個人的な怒りや憤りがスクリーンを通して多くの人に伝わるのだからやはり映画は面白い。

それは俺の隣にいたオバさんにもしっかり伝わったようで、中盤からは嗚咽を漏らしながらオイオイ泣いてました。正直うるさかったけど、この出来ではそれも仕方がない。許す!
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by erenoa70 | 2010-04-30 16:15 | Movie
「第9地区」を観ましたよ
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「第9地区」を観ましたよ。

南アフリカ上空に巨大なUFOが出現し、衰弱した宇宙人たちは難民として収容される。それから20年、「第9地区」と呼ばれるその隔離地域はスラムと化し、政府にとって厄介な存在となっていた・・・というお話。

事前に得た情報から、低予算ながらCGをうまく使ったドキュメンタリー調の映像と、政治的なテーマも打ち出して問題提起もしちゃうみたいな映画なんでしょ、そんな風に考えていた時期がありました。

たしかに前半は政府の役人である主人公をテレビの取材カメラが追うという設定で、他者と共存する難しさと同時に、いかにも温厚でありながらズルさや嫌らしさもしっかり併せ持つ平均的な男の姿が描かれる。ところが、ある事が起きてからの後半はこのつまらない男が嘘のようにこっちを興奮させるのだからビックリ驚いた!

そのボンクラ魂をくすぐるアクション展開と細かな描写は涙が出るほど素晴らしい。テーマ的に「アバター」と比較もされているようだけど、圧倒的な物量で興奮させるあちらと違い、小さな男の小さな願いだけがアクションのモチベーションとなるのがイイ。それがまたラストシーンに繋がっていくのだから思わずグッときてしまった。

しかし「アバター」を引き合いに出したけどキャメロンにしろ、この監督にしろ、お前ら本当にパワードスーツ好きだな!俺もだけどな!
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by erenoa70 | 2010-04-29 14:27 | Movie
G.W直前!ちびっこ予告編大会
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G.W直前とか言いながら、G.Wに公開される映画は一本も無いけど、見たいと思った映画の予告編を勝手に紹介します。

「Raging Phoenix」


「チョコレート・ファイター」のジージャー、待望の主演第二作!今度も限界を無視したアクションが続くようで、もはや人体実験の様相を呈してきましたが、だからこそ銭を払ってでも見たいと思わせるサムシングがこの予告編にはある。なのに日本公開が決まらないってどういうこと?と思ったら先月に大阪の映画祭で上映されてたんですね。でも邦題が「ジージャー:頑固に、美しく、猛々しく」ってどういうこと?

「Knight and Day」


トム・クルーズ&キャメロン・ディアス共演のアクションコメディ。それぞれのパブリックイメージを活かしたキャラ設定になってるみたいで捻りはなさそうだけど楽しみ。トム・クルーズはとりあえず置いといて、やっぱキャメロンが素敵すぎる!家に遊びに来たりしねえかな。

「The Other Guys」


ウィル・ファレルとマーク・ウォルバーグという、個人的に信用に足る俳優二人がダメ刑事に扮するコメディ。ファレル主演の「俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-」のアダム・マッケイが監督で、いつも面子が脇を固めるとあればこれはもう保証付き。二人が憧れるイケてる刑事がサミュエル・L・ジャクソンと”ロック様”ドゥエイン・ジョンソンというのも最高。頼むからDVDスルーになりませんように・・・

「SPLICE」


「CUBE」がヒットしたもののその後パッとしなかったヴィンチェンゾ・ナタリの新作はクローン人間を題材にしたSFホラー。不気味な子供(というかなんと言うか)が人を襲うのはD・クローネンバーグの傑作「ブルード・怒りのメタファー」を思い起こさせます。主演が"小さなユマ・サーマン"サラ・ポーリーなのもポイント高し!

「恐怖」


そのものズバリのタイトルで迫る今は昔の"Jホラー"最終章。監督は「女優霊」「リング」の脚本家・高橋洋で、予告を見る限り人が嫌がる要素が詰め込まれてる気がしてかなり怖い。そういえば街で自転車に乗っている高橋洋さんを見かけた事があるんですが、なぜか凄い形相でペダルを漕いでたのでそれもかなり怖かった。

「4匹の蝿」


37年前の日本公開以来、権利関係でソフト化されてなかったダリオ・アルジェントの幻の作品がリバイバル上映決定!いまだに観たことがないんだけど、この予告編がめちゃくちゃカッコイイのでこれはもう期待せざるを得ない。これはきっとリマスターのDVDも出るんじゃないかと思います。生きててよかった!

仕事も山を超えたのでこれからまた映画館にちょくちょく出かけたいと思います。
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by erenoa70 | 2010-04-27 02:11 | Movie
体育座り専用
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Vitra's "chair" that fits in your pocket【Cool Hunting】

体育座り専用の椅子というかベルト。

バカだなあ!とか思いつつも、たしかにこういうのあれば楽かも・・・と、近くにあったビニール紐に手を伸ばそうとしましたが寸でのところで思いとどまりました。
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by erenoa70 | 2010-04-20 03:01 | Web
オアシス vs カーペンターズ
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Mark Vidler / Go Home Productions MP3 Downloadsvia

マッシュアップ職人Go Home Productionによる、オアシス「Wonderwall」とカーペンターズ「We've Only Just Begun」を掛け合わせた動画&音源。

いつもの事ながらシンクロ具合が素晴らしいので、それぞれの原曲を改めて聴きたくなる。これって良いマッシュアップの条件だと思います。普段はカーペンターズなんて絶対聴かないのに!
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by erenoa70 | 2010-04-18 04:57 | Music
今週の鳴き声
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ソマリアのラジオ局、音楽を禁止され動物の鳴き声を放送【CNN.co.jp】

昨日グッときたのはこのニュース。

事情が事情だけに喜んでる場合じゃないわけですが、代わりに「馬のオールナイトニッポン」「ゴリラのやる気MANMAN!」「オウムのゆうゆうワイド」等が放送されてる事を想像してニヤけてたのはこの俺です。
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by erenoa70 | 2010-04-16 08:08 | News
ふたりはなかよし
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仕事先ですごく仲のいい女性二人組みがいたので「阿川佐和子と檀ふみみたいですね!」と言ったらイマイチ伝わらず残念な思いをしました。

これはその人の知識不足なのか、阿川佐和子と檀ふみのアピール不足なのか、判断が分かれるところです。

ああ言えばこう食う (集英社文庫): 阿川 佐和子, 檀 ふみ【Amazon】
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by erenoa70 | 2010-04-15 13:08 | Stupid
Malcolm McLaren R.I.P.


セックス・ピストルズの元マネージャー、マルコム・マクラーレンさん死去【AFPBB News】

こういう人が亡くなるのは意外というかなんというか。この「Baffalo Gals」や「Duck Rock」はこれからもずっと聴きたいと思います。

ついでに「ピストルズはマルコムってやつが作ったんだよね」とたいして詳しいわけでもないのに女の子に語ってたあの頃の自分をブっ殺したいです。
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by erenoa70 | 2010-04-11 15:53 | News
「隣の家の少女」を観ましたよ
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ボサッとしてたら上映が終わりそうだったので慌ててシアターN渋谷に駆けこみ「隣の家の少女」を観ましたよ。

隣の家に越してきた女の子が家族からヒドい虐待を受けている・・・という、ジャック・ケッチャムの残酷小説の映画化なわけですが、結論からいうと原作の恐怖には遠く及ばない出来でした。

残酷な行いはよくないと分かっていながらも傍観してしまう、またそれに思わず惹かれてしまうという危うさや根源的な恐怖がちょっと軽んじられてるような気がする。とはいえ、やっぱ目を背けたくなる描写はガッツリあるし、これを子供たちに演じさせるだけでも大変だったろうな、という苦労は伝わってくるんだけど。

スクリーンを眺めながら、原作を読んだ時期に起こった北九州一家監禁殺人はこれよりヒドかったよなぁ・・・と嫌な気持ちになったり、東京都青少年なんたらが頭をよぎったりもしましたが、とりあえずアグネスには内緒だぜ。
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by erenoa70 | 2010-04-11 15:13 | Movie
「マイレージ、マイライフ」を観ましたよ
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飛行機で全国を飛び回っては、企業の代わりにリストラを宣告するというアレな仕事を続ける男の悲喜劇「マイレージ、マイライフ」を観ましたよ。

リストラというキツい事実を容赦なくバンバン突きつけておいて、感傷に浸る間もなく文字どおり別の地に飛び立ってしまうという設定がまずは面白い。

主人公は面倒な人間関係はなるだけ避けて家や家族にも執着しないタイプなのでこれはある意味で天職なわけですが、そこへ若い女子社員がやってきて「リスクヘッジ」だの「ライフハック」だのを念頭においたよりシステマティックな業務改革を提示すると、「人間味が足りん」って反対するんだから勝手なもんです。

そんな仕事や人間関係で悩む人たちの様子をポップな会話と編集でグイグイ見せてしまうのは「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン。テーマの掘り下げ方から小ネタの使い方までいちいち整理整頓されていて上手いなーと思うんだけど、その一方でキレイにまとまり過ぎてる気もする。

日頃からオフビートでウェルメイドな映画をこよなく愛すとか言ってるクセに、これで満足いかないんだから勝手なもんです。
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by erenoa70 | 2010-04-11 00:20 | Movie