ブログトップ
<   2010年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧
「黒く濁る村」を観ましたよ
a0012356_0125225.jpg
シネマスクエアとうきゅうで「黒く濁る村」を観ましたよ。

死んだ父親の葬儀のために訪れた村がなんかとにかく怪しい!というお話で、宗教に殺人、秘密の地下通路から夜這いまでとホントに何もかもが濁りまくっていて面白かったです。

この村の住人が見るからに恐ろしい狂人たちというわけではなく、その辺の呑気なオッサンに思えてしまうので、父の死の真相を探ろうとする主人公の方が秩序を乱す異物に見えるという構図がよかった。この主人公を「殺人の追憶」で容疑者役をやっていたパク・ヘイルが演じていて、村の男たちの濃すぎる顔面とは対照的なルックスもまた物語に引き込まれる要因かなと思いました。

少し尺が長くてグダグダになる部分もあるけど、これはこれで情念に満ちた泥仕合の展開には似つかわしい気もする。最後もシッカリと濁らせて終わっていくのでひと安心です。

どうでもいいけど個人的に韓国映画を観る際、暴力シーンでの足技の使い方に注目してるわけですが、やっぱり今回も色んな人がボコボコに蹴りまくってました。これが韓国語のイントネーションと併せるとより痛そうに感じる、というのは今回の新しい発見。
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-30 00:24 | Movie
東京フィルメックス「密告者」を観ましたよ
a0012356_15134998.jpg
東京フィルメックスで「密告者」を観ましたよ。

犯罪組織に潜入した密告者と、それを命じた捜査官の苦悩を描くアクション・サスペンスで、おとり捜査もののハラハラ感と香港アクションの食い合わせはやっぱり良いんだけど、人物設定やサイドストーリーがもの凄く重くてまさかの鬱展開!

軽い気持ちで香港アクションを楽しもうと思ってたので面食らったわけですが、香港映画の文脈もこういう風に変化してるかーという点で興味深かったです。同じスタッフ&キャストの「証人」という作品もやはり鬱なアクションらしいので気になる。

あとアニタ・ムイみたいな雰囲気を持った女優さんがなかなかのビッチぶりを見せてたのでこれはイイゾと思ったら「藍色夏恋」で清楚な少女を演じてたグイ・ルンメイだったのでビックリ!雰囲気全然違うじゃないの!でも美人だから許す!

Stool Pigeon Trailer / 綫人【YouTube】
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-29 16:13 | Movie
東京フィルメックス「MR.NOBODY」を観ましたよ
a0012356_720451.jpg
第11回東京フィルメックスで「MR.NOBODY」を観ましたよ。

大好きな「トト・ザ・ヒーロー」のジャコ・ヴァン・ドルマル監督の13年ぶりの新作で「トト~」と同じくジャンル分けするのが難しいタイプの作品。とにかく複雑で目まぐるしい展開にクラクラさせられたけど本当に素晴らしかった。

人生で何かしらの選択を迫られた際、どちらかを選んでしまうとその一方を捨てる事になる。ならば最初からどちらも選ばないようにしよう、と考えた少年のお話。そのあり得たはずの複数の人生が捨てられることなく同時進行で描かれていき、さらにそれが枝分かれしてまた同時に進むという・・・ってちゃんと説明出来てるか不安になるようなややこしい構成。

もはやどこからが現実でどこからが想像なのか全く分からなくなり、道筋を選択することを放棄した物語というのはこんなにも不安なものかとビクビクしてまうんだけど、それを徹底的にポップに、鬼畜ギャグやセックスを織り交ぜながら怒濤の勢いで駆け抜けていくのだからたまらない。

あと中心になるのは、活発な赤毛の子(ダイアン・クルーガー)、少し不安定な金髪の子(サラ・ポーリー)、地味だけど優しいアジア系の子(リン・ダン・ファン)の誰と結婚するか?という選択で、その三人との恋愛や結婚が別世界のものとして同時に描かれるわけですが、この辺がどうもモラルに反してる気がしてグッときます。

でも映画だから問題なし!妄想最高!
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-27 09:28 | Movie
大転倒
a0012356_940280.jpg
通勤ラッシュの交差点でハデに転ぶ人を見かけました。

かなり痛そうなのに必死に耐えて「あーまぁ些細なミスだよね」くらいの表情で立ち上がる姿を見ていると、一刻も早くこの事故を忘れて今日の仕事を頑張って欲しいと祈らざるをえません。

そういえば先日、恋人から「信号で急に走ったりしないで欲しい。足が絡まって転んで車に敷かれるかもしれない」と言われました。不吉すぎる!
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-23 09:47 | Stupid
東京フィルメックス「海上伝奇I Wish I Knew」を観ましたよ
a0012356_23472310.jpg
第11回東京フィルメックスで「海上伝奇I Wish I Knew」を観ましたよ。

「長江哀歌」や「四川のうた」のジャ・ジャンクー監督が上海に住む一般の人々や映画関係者へのインタビューを通じて中国の今を綴るドキュメンタリー作品。

ごく普通の人のごく普通の思い出話を聞かされたりするのでさすがにキツイわけですが、それを退屈だと言い切れないのはいつもの通り映像が素晴らしいから。

インタビュー時の画面構成や照明の使い方はもちろん、俳優を起用したイメージ映像のパートはナレーションが無くても大国の重圧と発展、またその戸惑いまでを雄弁に語り尽くす。

上海が舞台ではあるけども、台湾から侯孝賢が登場して「フラワーズ・オブ・シャンハイ」を語ったり、香港からウォン・カーウェイ「欲望の翼」のベテラン女優が出てきたり、M・アントニオーニが撮り上げた「中国」というドキュメンタリーもサラリと使ってたりするので映画ファンとしても楽しかったです。

それにしてもジャ・ジャンクーって名前カコイイよな。

Watch Trailer for Jia Zhangke's I Wish I Knew Shanghaiist【YouTube】
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-23 01:07 | Movie
男という名の物語


夜中に仕事をしていて、息抜きに前野曜子さんの「コブラ」を聴いたりする男前はこの俺です。アニメの主題歌で一番好きかも知れない。

本当ならコブラみたいに葉巻を燻らせながら聴きたいものですが、タバコ自体止めてしまったので鞄の中にあったハイチュウで我慢しました。
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-19 03:36 | Music
「義兄弟~SECRET REUNION~」を観ましたよ
a0012356_125136.jpg
シネマート新宿で「義兄弟〜SECRET REUNION」を観ましたよ。

北朝鮮の工作員を巡っての緊迫感あふれるポリティカル・サスペンスかと思いきや、アクションにコメディ、人情劇に"やおい"までと、様々なジャンルを横断して展開する意欲的なエンターテイメント作品。

それらの要素が散らからずにウマいこと整理されてるあたりが韓国映画の成熟さを感じさせるんだけど、同時にこれはソン・ガンホの存在がもたらした成功でもある。

時に熱く、時に寂しく、時に半ケツ出して笑いを誘ってしまう彼の多面性がそのまま人間の愛らしさに繋がっているので、冷たい表情を崩さない工作員が思わず心を許してしまいそうになるのもズバリいって仕方がないわけです。

一方で色々な表情を見せる映画なのでテーマに対して掘り下げ方が浅い気がしないでもないけど、それも余裕に感じてしまうほど韓国映画は充実してやがる。
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-16 01:36 | Movie
「マチェーテ」を観ましたよ
a0012356_133976.jpg
新宿バルト9で「マチェーテ」を観ましたよ。

ダニー・トレホさん主演!切株!バイクにガトリングガン!敵はセガールでリンジー・ローハンが糞ビッチ!など大好物ばっかりが揃った映画なんだけど、なぜかイマイチ乗れなかったから自分でも不思議!

もともと日本向けの宣伝がいわゆる「おバカ映画」的な扱いをされていて何だか面白くなかったわけですが、本編でもそうした「温いバカ」を意図的に押し出してる部分が見受けられたからそれも納得。

たとえばトレホさんがラテン系の美女たちにモテまくる、という構図がどうも彼を冷やかしてるように思える。そりゃどう考えてもモテるわけがないんだけど、そこを「この色男!ヒューヒューだよ!」とかギャグにしてないで、真顔で女をモノにしていくという描写こそが映画のファンタジーを成り立たせるのではないかと思う。

そもそもがニセ予告編の長編化という"企画もの"だし、こういう軽いノリがダメとは言わないけど、切株描写にしてもCGを乱用しすぎだし(J・アルバの○○○シーンもCGらしい!)、その辺のバランス感覚や予算の使い方がどうも金持ちの道楽に思えて気に食わねえ。

そういえば「グラインドハウス」の時にR・ロドリゲスはあまりB級〜Z級映画に詳しくなくて、タランティーノからレクチャーを受けながら製作したというエピソードを思い出しました。実はそんなにこの方面に興味はなくて、もっと「スパイキッズ」とかがやりたいんだろうなあ。
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-13 14:33 | Movie
「リミット」を観ましたよ
a0012356_3222176.jpg
シネセゾン渋谷で「リミット」を観ましたよ。

目が覚めたら、地中の棺桶に入れられていて身動きが出来ないという、いきなり絶望的なワンシチュエーション・スリラー。

何を書いてもネタバレになるので内容には触れませんが、マジメな話、閉所恐怖症の人は絶対に観るの止めておいた方がいいですよコレ。そうでなくても息苦しい展開が続いて真っ暗な気持ちにさせてくれるので・・・まあそこがイジワルで面白いんだけど・・・

しかし何が嫌って、生き埋めにされるのって嫌ですよね。怖い人に「生き埋めにするぞ!」とか脅されたら何でも言う事聞くわ。溺死の方がまだマシだわ。
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-12 04:07 | Movie
「世界初!鉄男全作一挙上映」に行ってきましたよ
a0012356_13595141.jpg
今さらですが11月3日、立川シネマシティでのイベント「世界初!鉄男全作一挙上映」に行ってきましたよ。

最新作「鉄男 THE BULLET MAN」を見逃していたという事もありますが、噂の立川シネマシティの爆音上映を体感してみたかったというのが一番大きい。

「鉄男」と「鉄男Ⅱ BODY HAMMER」はモノラルで製作されてるので音圧が正面からドン!と迫ってきて、アフレコの気持ち悪さもより際立つ感じがよかったし、「鉄男 THE BULLET MAN」のドルビーデジタル(バレット・サウンドというこの作品独自の音響設計)はバカみたいにデカい音が劇場を縦横無人に駆け巡るもんだから、客のくせに何だか心配になってきました。

今はフルHDやらなんやらで自宅でも映像自体は鮮明でキレイなものが見れるようになってるけど、逆に音をデカく鳴らす事は今後ますます難しくなっていく気がするので、こうした試みが映画館の価値を上げていくんじゃなかろうかと思いました。実際、立川まで足を伸ばしてもまたココで何か観たい気になったもの。

んで「鉄男」自体も三作品続けて見てみると、時代と共に変化するサイバーパンクの歴史が垣間みれるようで楽しかった。いつの間にかサイバーパンクという言葉もすっかり聞かなくなりましたが、これからも塚本晋也は定期的に「鉄男」を撮ってサイバーパンクの灯火を消さないで欲しいなあと思いました。

きっとまた本人も出演するんだろうけど、鉄男と共に年老いていく監督の姿を見るのもまた一興。
[PR]
by erenoa70 | 2010-11-11 14:59 | Movie