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「ザ・ファイター」を観ましたよ
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新宿ピカデリーで「ザ・ファイター」を観ましたよ。

実在するボクサー、ミッキー・ウォードとその家族のお話。俳優たちの熱演が物語を引っ張っていき、知らない内にガンガンぶつかり合う家族の姿に引き込まれて気持ちをかき乱されるという傑作でした。

家族というやつは多かれ少なかれやっかいなものだけど、この家族のそれは半端ない。かつてボクサーだった兄は今やドラッグに溺れて足を引っ張りまくるし、マネージャーを勤める母親は独占欲の強い銭ゲバで、姉妹たち(6、7人もいる!)は仕事もせずに家でダラダラしてるという、絶対に買い占めとかやってるタイプ。

とまあ揃いも揃ってクズばかりなわけですが、それでも"家族の絆"は簡単に捨て去ることは出来ないし、どうにか堪えながら日々の営みを続けていくしかないのだから生きていくのは辛すぎる。しかし彼らが誰一人として戦うことを止めようとしないのは生き物としてタフな証拠でもあるし、どんなに最低でも戦う自由だけはあるというメッセージにはやはりジュンとさせられました。

ダメ兄貴を演じるクリスチャン・ベールはさすがの怪演だけど、気の強い主人公の彼女を演じたエイミー・アダムス(ディズニー映画「魔法にかけられて」のお姫さま)のほどよいビッチぶりは素晴らしい。特に姉妹たちと大げんかする場面はマジ楽しかった。
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by erenoa70 | 2011-03-31 15:16 | Movie
「台北の朝、僕は恋をする」を観ましたよ
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新宿武蔵野館で「台北の朝、僕は恋をする」を観ましたよ。

とにかくカワイイ台湾のボーイ・ミーツ・ガールもの。主演のアンバー・クォはもちろん、音楽やダンスにプロダクションデザイン、はては悪役までがカワイイのだからこんなクソ野郎が一人で観にきちゃってどうもすいません!と謝りたくなりました。

製作総指揮をヴィム・ヴェンダースが勤めていて、監督は故エドワード・ヤンに師事したというアメリカ育ちの台湾人。フランス語が物語のキーワードになっていて、出てくるコンビニはファミリーマートという多国籍ぶり。それらをオフビートな寓話として一つにまとめあげてるのが上手いし面白い。

何より、大事なことは口にしないまでもちょっとした目線で通じ合うという主役二人の初々しさと言ったらないわけです。見終わって「イイなあ、俺もあの頃に戻りたいよ!」なんて思ったけど、いくら戻ったところでこんなキラキラした青春はどこにも無かった事に気づきました。
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by erenoa70 | 2011-03-30 11:58 | Movie
「ファンタスティック Mr.Fox」を観ましたよ
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新宿武蔵野館で「ファンタスティック Mr.Fox」を観ましたよ。

ウェス・アンダーソンが手がけた人形アニメですが、冒頭からラストまで、どこを取ってもウェス・アンダーソンの映画になっているのが凄い。

もとより絵本のようなポップな画面構成がさらに活きてくるのは当然として、そのキャラクター設計やテーマの掘り下げ方など、これまでも描かれてきた"優しくてちょっと意地悪"な世界観が人形の姿を借りてより鮮明になっている気がする。

人間たちとの争いの中で徐々に野生を取り戻していく動物達の姿もいつもの登場人物たちと被りまくる。特にジェイソン・シュワルツマン演じる息子キツネはこれまでの集大成ともいえる屈折したキャラクターでものすごく愛おしい。

一方で人形ならではの表現も追求されているけど、まさか顔芸で笑わせられるとは思わなかった!とにかく観ている間は楽しくてしようがない。メチャクチャ大変だったろうけど作るのも楽しかっただろうなー
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by erenoa70 | 2011-03-27 17:43 | Movie
テレレレッテッテッテーン
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グラッときた瞬間、即座にMacのデータを保存してシステム終了までさせたという、海外メディアもビックリの仕事人間はこの俺です。

すぐ終わるだろうと思った揺れがなかなか収まらず徐々に大きくなり背後の本棚が崩壊。またちょうど家の玄関が工事中だったので作業員の人に「大丈夫ですか!」と声をかけたらその人はすでに逃げた後だったという不測の事態に陥った時はさすがに焦りました。

でもその直後に知った東北の惨状に比べたら何でもない。あれから2週間経つけどブログなんて書く気も起きず、「自分の家よりも落ち着く」と豪語してた映画館にも足が向かなかったのは、やはりショックと虚脱感が大きい。「国難」という大層な言葉を身をもって実感する日がくるとは思わなかった。

とはいえ、この間も仕事はこなして「まだ生きてたら来月もヨロシク!」なんて軽口きいたり、ビール飲んでカレーくって屁をこいたり、映画館に足が向かないとか言いつつも待ち望んでた「ファンタスティック MR.FOX」だけはしっかり観てたりするんだから人間って分からないものですね。

「頑張ろう!」と言われるとあんま頑張りたくないし、「自分にできること」を考えたあげく歌なんて唄ったりもしませんが、貴重な経験値を積んでることはまぎれもない事実だと思うので、これから何かが大きく変わるようなことがあってもこの経験は忘れずに、あわよくばレベルアップを狙ってみます。

事実といえば地震があった時、隣の部屋に住むイカツイ兄ちゃんがかわいいウサギを飼ってた事実が発覚したことは付け加えておきたい。全てが無事におちついて、被災地の方々と兄ちゃんのウサギが穏やかに暮らせますように。
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by erenoa70 | 2011-03-25 17:03 | Stupid
「アンチクライスト」を観ましたよ
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新宿武蔵野館で「アンチクライスト」を観ましたよ。

ラース・フォン・トリアーが「奇跡の海」を撮った際、「娘が『バンビ』を観て泣いてたから俺も泣かしてやろうと思った」と語ってるのを目にしてからというもの、この人がどんなに過激な映画を作っても(アート映画を装っても)それはエクスプロイテーション映画としてしか楽しめない部分がある。

そんなわけで今作も余裕こいて観たわけですが、これが今までのギミックや手段としてではないトリアーの苦悩や憤りが丸出しになっていて、色んな意味で痛々しくてビックリ驚いた。

その理由は今作が鬱病を患ったトリアーがリハビリ期間中に作られたというから思わず納得。おそらく女性関係でなんかやらかしたんだろうなと思われ、徹底的に女性とセックスへの恐れや苛立ちを容赦なくぶつけてくる。

その根の深さは暴力シーンの残酷さとして表現されていて、元来持ち合わせていた意地悪さと相まってそれはもう大変な事態に。こういうのも見慣れているはずだけど、劇場で座っている足をギュっと固く閉じてしまうほどの「痛い」描写はEDになるんじゃねえかというレベル。

その苦行を超えて迎えるラストはキリスト教を勉強しないと正しい解釈は難しいのも知れないけど、それでもこれからどうなってしまうんだろう?という主人公の姿がトリアー自身の苦悩と重なっていて素晴らしかったです。

あとウィレム・デフォーがカラスと戦うシーンだけは一時も途切れない緊張感の中、一服の清涼剤となりました。
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by erenoa70 | 2011-03-11 00:33 | Movie
「アトムの足音が聞こえる」予告編


よさげな音楽ドキュメンタリー「アトムの足音が聞こえる」の予告編。

98年に出た「鉄腕アトム/音の世界」はアニメ・鉄腕アトムで使用された効果音が収録されているCDで、おなじみのアトムが歩く"ピョコ、ピョコ”という音や空を飛ぶUFOはもちろん、転んだりドタバタする音までと様々な音が詰まっている。

これだけ抜き出して聞くと、単なる効果音がいかに独創的なのかが伝わってくるし、50年以上経った今でも"未来の音"のままで、きっとどれだけ時間が経っても未来のままなのような気がする。

このCDで面白いのは、効果音の前に作者である大野松雄氏が「お茶の水博士,電話と格トウ 」や「スカンク目玉とびだす」という説明の音声まで入っているところで、これを友達と部屋で腕組みしながらジックリ聴いていたというのは今思えばかなり不思議な光景。
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by erenoa70 | 2011-03-06 11:29 | Movie
東京国際ゾンビ映画祭2011「ビヨンド」を観ましたよ
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東京国際ゾンビ映画祭2011で「ビヨンド」を観ましたよ。

敬愛するルチオ・フルチ監督の大傑作ですがスクリーンで観るのは初めてで、それはもう感慨深いものがありました!異様な迫力がにじみ出ていて理屈じゃない怖さがある。都合が合わずにこれ一作しか観れなかったけど観れてホントに良かった。

上映前のトークショーもレンタルビデオ黎明期に尽力された梨子田章敏さんが「悪魔の沼」や「魔鬼雨」やなんかの話をしてたので懐かしくて死にそう。

あと人間が"白目になる"ってやっぱ怖いですね!ふと思い出したけど、色んな人の顔写真の目の部分を修正ペンで白く塗りつぶしては「アハハハハ!」と笑ってた時期があって、我ながらちょっとどうかと思います。
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by erenoa70 | 2011-03-05 17:48 | Movie
もう3月じゃねえかコノヤローバカヤロー


夜中にテレビでガイ・リッチー「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」をやってたので2ちゃんの実況版と同時に眺めていました。

初見の人は後半のたたみかけるような展開と共に、とにかくセリフに「ファック!」が多いということで盛り上がっていたわけですが、日本映画で「ファック!」に代わるものと言えばやっぱり「コノヤロー」なんだろうなあという事でこの動画。

「なんだとコノヤローバカヤロー」ってリズム感が言いやすいんだろうなあ、と関心した次第。ところで、たけしのモノマネで「ダンカン、早く車まわせよコノヤロー!」てのがありますが、あれ誰が最初にやり出したんだろう・・・ってググってもちゃんとした正解が出てこなくて気になるじゃねえかコノヤローバカヤロー!

追記:FUCK繋がりでたまたま見かけたパイソンズのイイ話
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by erenoa70 | 2011-03-01 15:49 | Stupid