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「ファースター 怒りの銃弾」を観ましたよ
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シネマスクエアとうきゅうで「ファースター 怒りの銃弾」を観ましたよ。

すっかりアクション俳優が板についてきた元WWEのスーパースター、ドウェイン"ザ・ロック"ジョンソン主演の復讐もの。ド真ん中のB級アクションながら武骨な作りに仕上がっていてメチャメチャ面白かった。

10年の刑期を終え、出所してきたロック様がそのまま道をダッシュして文字通り復讐へ走り出すタイトルバックからして「これはいいぞ!」という期待が高まる。

そこに狙われた相手が雇った殺し屋、事件を追う刑事が絡んでくるわけですが、ロック様が最後までずっと怒りの表情を崩さないシンプルなキャラクターなのに対し、この脇役のキャラクター造形が凝りまくっていて面白い。

殺し屋は足に障害を抱えながらソフト開発で財を築き、登山やF1にも挑戦。ヨガも達人の域に達して、新たな生きがいとして殺し屋を続けている(携帯の着メロは「続・夕陽のガンマン」!)。ビリー・ボブ・ソーントン演じる刑事は別れた家族と何とか復縁出来ないかと気を揉んでいる哀しきヤク中。

これら懲りない面々がガンガンぶつかり合う展開の前には、先が読めるとか伏線がどうとかはズバリいって関係ねえんです!もっと大事なものがここにはある。

しかし平日の昼間の回に行ったら見事にオッサンばかりで、こういう映画の需要というのは今でも確かにあるんだなと。新橋や浅草の劇場で観たらまた違う楽しみ方が出来るかも知れませんね。
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by erenoa70 | 2011-05-31 13:16 | Movie
PIZZICATO ONE「11のとても悲しい歌」を聴きましたよ
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小西康陽の初ソロ・アルバム、PIZZICATO ONE「11のとても悲しい歌」を聴きましたよ。

PZZICATO FIVEからONEってそれだけでもう悲しくなるわけですが、全編英語のカヴァー曲でまとめられたアルバムながらどこを取っても小西さんの作品になっていて素晴らしい出来映え。CDと一緒にMUSIC MAGAZINEのインタビューも読んだけど、創作意欲と同列に「消費者の財布の紐をいかに緩めるか?」という命題を自分に課しているあたりが相変わらずでホッとする。

どの曲も聴きどころ多いけど、ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(!)がボーカルを勤める「もしもあの世に行けたら(SUICIDE IS PAINLESS)」は特にお気に入り。

これはロバート・アルトマン監督の傑作「M*A*S*H」の冒頭で流れる、
自殺は苦痛ではない 気分を変えるだけ やるかやらないは自分しだい
というパンチの効いた名曲ですが、この皮肉で後ろ向きな歌詞をロジャニコがイイ声で唄い上げるんだからたまらない。

思えば"悲しい歌を明るく唄う"というロジックはPIZZICATO FIVEでも(特に後期)さんざ使われていたけど、やはりこの振り幅はクセになる。

そういえば10年くらい前のクリスマス、渋谷109の交差点でハイヤーの後部座席に乗った小西さんを見かけた事がある。騒々しく華やかな渋谷の街を完全な無表情でジッと見つめていたのがすげー印象的でした。
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by erenoa70 | 2011-05-30 10:04 | Music
「抱きたいカンケイ」を観ましたよ
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渋谷TOEIで「抱きたいカンケイ」を観ましたよ。

他人と深く関わることを良しとしないナタリー・ポートマンからセックス・フレンドとして付き合うことを提案されちゃうという、天地がひっくり返っても絶対に無いであろうシチュエーションのラブコメ。

絶対に無いと分かっていても観に行ってしまったのは監督がアイヴァン・ライトマンだからで、特別なことは何も無いけど安心してゆったりと楽しむことが出来た。もちろん「ブラック・スワン」と同時期に公開されてることもあって、ナタリー・ポートマンの挑戦を見守るという側面もある。

面白かったのは割り切って彼女と付き合い始めたはずのアシュトン・カッチャーが「こんな関係は嫌だけど、セックスしてれば何とかなるかな・・・」と、なし崩し的に何とかしようとしててホントにバカだなあと!気持ちは分かるけど!

バカといえばアシュトンの父親役をケビン・クラインが演じていて、さらに年輪を重ねたバカ男っぷりを見せてくれるので感動しました。

難を言えばセックスコメディなのにナタリー・ポートマンが脱いでないという部分で、別に裸が見たいわけじゃないんだけど、ほんの少し、横乳だけでもいいからちょっとだけ見せてくれれば後は見せて無くてもこっちで補足出来るのが映画なんだから、名女優へのステップとして次はこの辺を頑張って頂きたい。別に裸が見たいわけじゃないんだけど。
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by erenoa70 | 2011-05-29 10:30 | Movie
「富江 アンリミテッド」を観ましたよ
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新宿バルト9で「富江 アンリミテッド」を観ましたよ。

いつの間にか8作目になってた富江シリーズ。今回は仲村みうが富江さんを演じてるわけですが、これがある意味で彼女のアイドル映画ともいえる出来映え。まあアイドルつっても生首になったり生き返ったりするけどな!

その仲村みうがとにかく妖しい。目を細めてクチビルの端をクイっと上げるキメ顔で見つめられると、危険だと分かっていても思わず惹かれてしまうのでこの役にはピッタリだし、映画化される度にすり減ってしまった富江というキャラクターのアップデートにも成功している。ブチ殺されたい。

井口昇の演出も原作の雰囲気をしっかり踏襲しつつ、いつものギャグとレズビアン要素を絡めていてノリノリなのが伝わってくる。特に中盤からのドライブ感は最高!

そんなわけで俺は多いに楽しんだけど、これがあくまで環状線の内側、マニアへ向けた作りになってるのが残念ではある。その問題の大部分は少ない予算にあると思うんだけど、いかんせんこうした製作規模に作り手側が慣れてしまってる部分もあるのかなと思った。環状線の外側にいる一般のファンへ届けるにはまた別の視点が必要だし、もしそれが端役にAKBの子を使うことで達成されてると考えてたらこれは問題。

要はこれだけの事が出来るんだからもったいねえよって事です!あと関係ないけど仲村みうがまだ20歳という事実!
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by erenoa70 | 2011-05-28 00:26 | Movie
「ブラック・スワン」を観ましたよ
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新宿バルト9で「ブラック・スワン」を観ましたよ。

バレエを舞台にしたスリラーと聞いて、ナタリー・ポートマンがバレエシューズに画鋲を入れられたり、みんなから陰口言われたりするのかなと、わりと本気で思ってたマンガ脳はこの俺です。

そんな場面が無いのはもちろん、バレエのバックステージものの要素すら薄く、ひたすら清純なナタリー・ポートマンが悩み苦しんでブッ壊れていくという様が続くのでスゴく怖かった。

とか言いつつ何がどう怖かったかはあまり覚えてないわけですが、たとえばナタリー・ポートマンがせわしなく歩く背中を追っていく臨場感のあるショットだとか、やたら痛覚を刺激されるグロ描写だとかが繰り返されることによって観客は否応無しに彼女の苦悩をフィジカルに追体験することになる。

それがさらに加速し、力強さを増していくクライマックスは圧巻。肉体表現者の哀しくも美しい"潰しの利かなさ"の部分もグッときました。

「パーフェクト・ブルー」は言うに及ばず、過去の色んな映画の要素も見え隠れしますが、女性の妄想と現実がゴッチャになる感じはポランスキーの大傑作「反撥」が思い起こされます。

あと先輩役でウィノナ・ライダーが出てますが、かつてのアイドルが完全に「金切り声でファビョる三十路女」としてしか描かれてなくてすげーショック。なぜこの役受けた!
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by erenoa70 | 2011-05-26 04:21 | Movie
手ぬぐいに 包み秘めたる 恋ごころ
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伊右衛門ってあるじゃないですか、お茶の。

もう二年くらい前かな、あれにオマケで手ぬぐいが付いてきたことがあって、何の気なしに買ったけど使わずにそのまま置いておいたんですよ。なんかほら、あんま格好良いもんでもないしね。

でもこの間、急いでる時にハンカチ無かったもんだから、ずっと置いてたその手ぬぐいをパッと引っ張り出してきてまぁいいや、なんつってそのまま使ってて。

んでしばらくしたら、家で洗濯機を回してた恋人が血相変えて「ちょっと!何これ!」って言うわけ。見たら手にその伊右衛門の手ぬぐい持ってんのね。

「こんなハンカチ見たこと無いよ!どっかの女から貰ったんでしょ!」とか言ってなんかスゲー怒ってるから、

「それ、お茶のオマケで付いてきたやつだよ。ハンカチ無かったから使った」って答えたんだけど、まだどっか疑うような目でこっちジーッと見てるんで、

「あのさ、気になる異性にわざわざペットボトルのお茶のオマケをプレゼントするような女がどこにいるかね?しかもここにデカく【茶】って書いてあるし、どんなセンスしてんだよ!」って言ったんだけど、

「そんな変な女の人とか、好きそうじゃん」って言い返されて「あれ??・・・そうかも、けっこう好きかも」とか思ったよね。
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by erenoa70 | 2011-05-24 15:50 | Stupid
「狼たちの処刑台」を観ましたよ
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DVDレンタルで「狼たちの処刑台」を観ましたよ。

治安の悪い公団住宅で暮らすおじいさんのマイケル・ケインが、不良たちに殺されてしまった友人の復讐に立ち上がる。実はおじいさんは元海兵隊の超エリートだったのです。

マイケル・ケイン版「グラン・トリノ」とも言えるアクションだけど思いのほか面白かった。イーストウッドは年を取ってもまだタフガイなイメージを持ち続けてるけど、昔はスパイや軍人でならしたマイケル・ケインも最近では執事キャラが定着してしまってる事もあり、おじいさん以外の何者にも見えないので何をやっていてもとにかく体調が心配。

それでも銃の扱いや一瞬の格闘術では若者を圧倒してしまうので一安心、かと思いきや急にゲホゲホ言い出したりするからやっぱり安心できない。その他に携帯の扱い方が分からなかったり、チェスしか楽しみが無かったりと最後までハラハラしました。

一方でイギリスの職にあぶれた若者たちの不安や、社会全体のドヨーンとしたやるせなさも描かれていて、こうした舞台で繰り広げられるからこそ暴力の切なさがより際立ってたと思うわけです。

あと英国人マイケル・ケインが毎日通うのはやっぱりパブだった。

Harry Brown - Official Trailer!【YouTube】
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by erenoa70 | 2011-05-21 23:58 | Movie
「アンノウン」を観ましたよ
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新宿ピカデリーで「アンノウン」を観ましたよ。

旅先で交通事故から目覚めたら他人はまだしも愛する奥さんまでもが自分のことを「知らない」と言い放ち、ついでに自分の名を語る別人まで現れてしまったりして、ただでさえ困った顔のリーアム・ニーソンさんがさらに困った顔になるというサスペンス・アクション。

自分の存在が全否定されてしまうという理不尽な設定は、自分とは何者か?という普遍的なテーマにも繋がっていてやたらと不安な気分にさせられる。そこをジックリ突き詰めていくのかと思いきや、あまり必然性のないカーアクションや爆発シーンなどをガンガン盛り込んできて絶対に高尚にならないのが素晴らしい。

この絶妙なバランス感覚が傑作スリラー「エスター」の監督であるジャウム・コレット=セラの真骨頂で、「バルカン超特急」や「フランティック」等といった過去のサスペンス作品にも目配せしたり、ブルーノ・ガンツ対フランク・ランジェラという老人たちのいぶし銀対決で映画ファンを楽しませてくれる。

それでも一番の見所はホントの意味での"自分探し"を続けるリーアム・ニーソンさんの困り顔。こういう憂いを漂わせる困り顔って、なんつうかほら、モテるんでしょう?そんなわけで最近はシブい困り顔を自分のキメ顔にしようと奮闘中です(困)。
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by erenoa70 | 2011-05-20 07:29 | Movie
「ジャッカス3D」を観ましたよ
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新宿ミラノで「ジャッカス3D」を観ましたよ。

ジャッカスが飛び出すとか言うもんだから喜び勇んで劇場に行ってきましたが、初めて3D映画おもしれーと思ったですよ。技術の進歩ってほんとにスゴいですね。

だってウンコにオシッコ、チンチンとかゲロとか目の前に飛び出してくんだから面白いに決まってんだろ・・・子供のころに考えただけでも怒られるようなことを、アメリカ人のオッサンたちが全力でやってのけるんだからこれは間違いないわけです。

個人的にお気に入りだったのはロバに蹴られるやつと屁のシャボン玉、そしてクライマックスのバンジーかな。しかしスティーヴォーはどてらい男だよ・・・あとディルドーがこっちに向かって飛んでくるのを前の席のカップルが身体をよじらせて避けようとしてたのが面白かった。

いつもならゲラゲラ笑って「ああはなりたくないな!」なんつって終わりですが、今回はテーマ曲がWEEZERの「MEMORIES」なんでジュンとしちゃいました。と同時に、これを飽きずに何度も見てしまうのは、ジャッカスメンバーがとにかく仲良くてすげー楽しそうだからなんだなあと。

俺もこれからどんなに偉くて立派で、みんなが憧れちゃうような大人物になろうとも、ウンコチンチンで笑うことを決して忘れないゾと心に誓いました。
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by erenoa70 | 2011-05-15 18:22 | Movie
「キラー・インサイド・ミー」を観ましたよ
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ヒューマントラストシネマ渋谷で「キラー・インサイド・ミー」を観ましたよ。

テキサスの田舎町で保安官助手として働くマジメな男が、真性ドMの娼婦と出会ったことで自らのドス黒い才能を開花させ、冷酷な殺人者となって周りの人間を殺しまくるという一風変わったノワール&スリラー。

良心の呵責が無い、いわゆるサイコパスな主人公が身勝手な都合だけで他人をブチ殺していく姿はもちろん恐ろしいんだけど、衝動だけで殺人を重ねてドツボにはまっていく様や、全く反省を知らないナチュラル思考に徐々に惹かれていく自分がいる。

とにかく不思議な作品で、舞台も埃っぽいテキサスというよりは50年代サバービアものの牧歌的な雰囲気の方が勝っているし、ファム・ファタールをジェシカ・アルバが頑張って演じてはいるけど、どうみても50年代の女性には見えない。

そもそも監督のマイケル・ウィンターボトムはイギリス人で、多彩なフィルモグラフィーを見る限り特にこうしたジャンルを好んでるとも思えないので、アメリカの暗部を忠実に描くよりは、アメリカンな箱庭を作ることを選んだのだと思う。

そのファンタジックな試みが結実するラストは、胸クソの悪さと晴れ晴れとした気持ちが混在してて見事。本当に素晴らしかった。

あと嬉しい事に、会場プレゼントでジム・トンプスンの原作本が当たりました。でも英語のペーパーバックなのでまだ4ページまでしか読めてません。
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by erenoa70 | 2011-05-14 17:49 | Movie