2011年 07月 08日
「127時間」を観ましたよ
アウトドアライフを満喫してはしゃいでたら渓谷に転落して、岩に手を挟まれて動けなくなってしまった男のサバイバルを描く。 実話を元にはしているものの、"岩に挟まって動けない"という設定がどこかで聞いた昔話のようにも思えてメチャクチャ面白かった。走って跳んでという身体性を活かした演出が得意なダニー・ボイルが動かない題材に挑んでるのも興味深かったです。 これだけの素材で緊張感が最後まで途切れないのがやっぱりスゴい。回想シーンもあるけど決して饒舌にならないし演出はホントにシンプル。 その昔、成瀬巳喜男が「男と、女と、ちゃぶ台一つ。これだけあれば台詞がなくとも別れの場面が出来る」みたいな事を言ったそうですが、腕を挟まれて動けないという素材だけでこれだけ生命讃歌を歌い上げるのは素晴らしいと思います。 あと、極限に追い込まれた時に男なら分かるだろう場面があって、「止めろ!それ体力減らすぞ!ホントだぞ!」と声をかけてあげたくなりました。
by erenoa70
| 2011-07-08 20:45
| Movie
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